
1.好事家は、現在はオタクやマニアを指す。
2.イベントには、あなたのようなさまざまな好事家たちが集まった。
3.たとえアマチュア相手でも、好事家の知識を侮ってはいけない。
4.趣味のブログは好事家として発信するのに適している。
例文1は、好事家を現代風にわかりやすく表現した言葉。オタクやマニア、コレクターなどと言われると、好事家の意味がすぐに納得できるでしょう。
例文2も、物好きな人たちという意味ながら、マニアたち、と表現するよりも好事家たちと言う方が、やや意識高い系であるイメージを抱かせます。
例文3と例文4もいずれも、物好きな人たち、風変わりな人たちを、好事家と表現する文章です。
「好事家」の類義語は?違いは?

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続いて、「好事家」の類義語やその違いを見ていきましょう。
好事家の類義語として「物好き」「奇特な人」「個性派」「ゲテモノ好き」などがあります。
その1「物好き」
好事家の類義語として、最もわかりやすい表現が「物好き」です。
物好きの意味は、わざわざ好んで、風変わりなことや人の嫌うことをすることや人を指します。好事家との違いは、わざわざ好んで、人の嫌うことをする、といった部分。物好きは「物数奇」とも言い、常識からやや外れて奇行に近くなることもあります。
例えば「真冬に寒中水泳とは物好きな人だ」といった表現で使われるのを、覚えておきましょう。
その2「奇特な人」
奇特は、2つの意味があります。1つが、言行や心がけなどが優れていて、褒めるに値すること。もう1つが、非常に珍しく、不思議な様子。奇特な人、というといずれにも該当します。
好事家に似た意味としては、後者です。ただ近年、奇特というと前者の意味のほうが一般的に知られている傾向にあります。
その3「個性派」
個性派も、好事家の類義語の1つ。その人が持つ、独特の性質に重きをおいた傾向が、個性派の正確な意味です。
例えば、演技が個性的で特徴ある俳優は、個性派俳優と呼ばれます。
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