端的に言えば曲解の意味は「素直でない解釈をすること」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
幼少期から様々な分野の本を読み、知識を深めてきた川瀬を呼んです。一緒に「曲解」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/川瀬
幼少期から多種多様な本を与えられて育ち、分からない言葉があれば辞書で引く癖がついていた。本を読む度に、細やかで表現力豊かな美しい日本語に魅了される。これまでの読書量を活かし、丁寧に言葉の意味を解説していく。
「曲解」の意味や語源・使い方まとめ
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「曲解」という言葉を使ったことはあるでしょうか?日常生活でもビジネスシーンでもあまり使う機会が少ないため、馴染みのない言葉かと思います。しかし、しっかり意味と使い方を理解すれば、「あの場面で使うのか!」と、思い当たる節のある方は多いはずです。それでは早速「曲解」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「曲解」の意味は?
「曲解」には、次のような意味があります。
物事や相手の言動などを素直に受け取らないで、ねじまげて解釈すること。また、その解釈。「好意を曲解されては困る」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「曲解」
「曲解」は「きょっかい」と読みます。「きょくかい」と間違えやすいので気をつけましょう。意味は、「物事や相手の言動などを、ねじまげて解釈すること」です。普段生活している時や職場では、人は様々な状況にぶつかる事があります。
時には、受け入れたくない人の意見や事実に直面する事があるでしょう。そのような場面で、時に人は故意に自分に都合の良い考え方を優先して、思うように事実をねじ曲げてしまう事があります。それこそが「曲解」なのです。「故意に解釈を曲げる」という風に覚えておくといいでしょう。
「曲解」の語源は?
次に「曲解」の語源を確認しておきましょう。「曲解」の「曲」は、「ねじ曲げる。こじつける」を意味しています。「解」は、「意味をときあかすこと。解釈」という意味。この2つの言葉が組み合わさることで、「解釈をねじまげる」を意味する「曲解」という言葉になるのです。
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