国語言葉の意味

褒め言葉として使える?「朴訥」の意味・使い方・類義語を言葉大好きライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「朴訥」について解説する。「朴訥」は難読である上、予備知識なしではどういう時に使用される言葉なのかもわからないだろう。しかし人に対して使用される言葉でもあるから、ふいに人から「朴訥な人だね」などと言われて、どういう意味かわからず困惑したりなどということもあり得るな。元建築系企業社員、現言葉大好きライターのsasaiを呼んだ。一緒に「朴訥」の意味や使い方、類義語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/sasai

元会社員の現役フリーライター。言葉が好きで文章が好き。読むのも書くのも大好きで、海外小説からビジネス書まで何でも読む本の虫。こだわりをもって言葉の解説をしていく。

「朴訥」の意味とは?

image by iStockphoto

「朴訥」の意味は以下の通りです。

質朴で訥弁であること。かざりけがなく、口数が少ないこと。また、そのさま。

出典:Weblio辞書「朴訥 意味」

上記の「質朴」とは、かざりけがなく純真で素直、という意味です。「訥弁」とはあまりなめらかに喋らず、つかえながら話すことという意味であり、2つ合わせて飾り気と口数が少ない、ということを表しています。

「朴」という漢字はうわべを飾らず素直である、という意味を持っており、転じて実直さを表す文字です。「訥」という漢字はどもるという意味があります。このどもるという意味ですが、単純に話すのが下手だというよりは、この場合言葉にあまり頼らないというニュアンスで捉えるべきでしょう。これもまた、飾り気がないこと、うわべを繕わないことという意味合いを強めているわけです。

「朴訥」の読み方

「朴訥」の読み方は「ぼくとつ」です。「朴」は「素朴(そぼく)」の「ぼく」であり、読める人も比較的多いでしょう。「訥」の字は日常的な漢字とは言えないため、読めない人も多いかもしれません。しかし「訥々(とつとつ)と話す」という言い回しも存在しており、「朴訥」という言葉にのみ使用されている漢字というわけでもないです。

どちらにせよ覚えていなければ推測で読むのは難しいため、今まで知らなかった人は本記事を参考に覚えてください。

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ひとつ難読単語を覚えておくと、同じ漢字の使う別の単語が出てきたときに考える手掛かりになるぞ。

\次のページで「「朴訥」の使い方」を解説!/

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