その2「酒嚢飯袋」
「酒嚢飯袋(しゅのうはんたい)」の「嚢」は袋の意味です。つまり「酒嚢飯袋」とは酒を入れる袋と飯を入れる袋を指します。これが転じて酒を飲み飯を食うだけのなんの役にも立たない人物のことを表すようになりました。「行尸走肉」と同じ意味を持つ言葉と言えるでしょう。
「行尸走肉」の対義語は?
「行尸走肉」がなんの役にも立たない人のことを指すのなら、非常に有能であらゆる方面にわたって優れている人を意味する言葉が対義語になります。ここではそんな対義語を紹介しましょう。
「八面六臂」
「八面六臂(はちめんろっぴ)」とは、一体の仏像が八つの顔と六つの腕を持っていることで一人で多方面にわたって活躍することを意味します。「行尸走肉」の人とは正反対ですね。「三面六臂」と言うこともありますが、顔の数が違うだけで意味は同じです。「八面六臂の大活躍」とか「三面六臂の大活躍」のような使い方をします。
「walking dead」
「The Walking Dead」という言葉をあなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。ゾンビ(zombie)が出てくる米国の人気テレビドラマですね。日本でも有料動画サイトで今でも観ることができます。「walking dead」が日本語の「行尸走肉」に当たる英語です。ちなみにzombieには「生き返った死体」のほか「魂が抜けたような無気力な人」という意味もあります。
「walking dead」を使った文章を一つ挙げておきましょう。「Useless person who only alive that is walking dead body.」で「生き返って歩いている役立たずの死体」となります。
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