
「反駁」の使い方・例文
「反駁」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.昨日の会議ではA課長とB課長が、新企画をめぐって長い時間反駁していた。
2.説得力のある反駁をするためには、筋道立て根拠を一緒に示すことが大切だ。
3.弁護士は検察の主張に真っ向から反駁した。
ビジネスシーンと裁判の場面での「反駁」の例文を上げてみました。いずれも「相手の意見に反論している」様子が分かりますね。
例文1は会議においてA課長とB課長の間で意見の対立があり、なかなか議論が進展しなかったという意味です。企画や仕事に本気であればあるほど、譲れないこだわりは出てくるものですよね。
例文2は「反駁」する際に大切なポイントを指南している場面です。対立する意見に説得力を持たせるためには、きちんと話を論理立てデータなどの根拠を示すことは欠かせませんね。
例文3は裁判のシーンです。弁護士と検察はその立場ゆえに、意見が対立するもの。「反駁」が最も頻繁に起きる間柄かもしれません。
「反駁」の類義語は?違いは?

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「異なる意見の対立」という意味を表す言葉は、いくつか思い浮かぶのではないでしょうか?「反駁」の類義語にあたる表現をいくつかご紹介しましょう。
その1「反論」
日常でもよくつかわれる言葉が「反論」ですね。相手の意見に異を唱えるときに使えう言葉です。一見「反駁」と同じ意味を持っているように見えますが、使い分けるポイントがあります。それは「反駁」には相手の意見に「論じ返す」というニュアンスが強い一方、「反論」は相手の意見に対して反対の意見を述べることだけを指す、という点です。
相手の意見や批判に論理立てて反論するときには「反駁」を、単に反対意見を言うだけの場合は「反論」を、と使い分けると言葉の表現力がアップしますよ。
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