国語言葉の意味

「畏敬」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

「畏敬」の使い方・例文

「畏敬」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.私はふるさとの崇高な自然の大きさに畏敬の念を抱いている

2.命がけで助けてくれたことに、私は畏敬の念を持って感謝の気持ちを伝えた

3.マザーテレサの活動に畏敬の念を打たれた

「畏敬」を利用する際のポイントは「おそれ敬う気持ちが非常に強い点」です。つまり、「ただ尊敬している程度」では、敬う気持ちが弱いので、不適切な表現となってしまいます。「神仏や偉大な人物、命の恩人など、崇高だと思っている人物」に利用するのが正しいでしょう。


また、「畏敬」は「畏敬の念」と使われるのが一般的です。意味はあまり変わらないので、表現として覚えておきましょう。混同しやすい言葉に「畏怖の念」という言葉があります。これは「いふのねん」と読み、「おそれかしこまる」という意味を持つ言葉です。一見、「畏敬の念」と同じ意味のように見えますが、「畏怖の念」には”敬う気持ち”ではなく、 “恐怖を感じている気持ち”が含まれます。似ている言葉ですが意味は全く別なので、注意して利用しましょう。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

「畏敬」は「いけい」と読み、「心から尊敬し服従すること」という意味を持つことがわかったな。利用時のポイントは「尊敬の度合いが非常に強く、神仏や自然に対して使われることが多いこと」なので、利用する際は気をつけるといいだろう。言葉の由来と意味を一緒に覚えると、もっと言葉の意味を調べることが楽しくなるぞ。

日本語は奥が深い。

「畏敬」の類義語は?違いは?

image by iStockphoto

「畏敬」の類義語には「尊敬」「崇敬」「敬愛」「崇拝」などがあります。例文と一緒に詳しく見ていきましょう。

その1「崇拝」

「崇拝」は「すうはい」と読み、「偉い人だとして、あがめること」「あがめて信仰すること」という意味を持ちます。「たっとぶ」「あがめる」という意味を持つ「崇」という漢字と、「神仏をおがむ」「敬意をもって見る」「ありがたがって大切にする」という意味を持つ「拝」という漢字から成り立っているので、そこからも意味が推測できますね。「畏敬」との違いは、「畏敬」が「自然などのものを対象にしても利用できる言葉」なのに対し、「崇拝」は「神仏や人物にのみ利用可能な言葉」となります。混同しないよう、気をつけて利用しましょう。

\次のページで「その2「敬愛」」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: