

端的に言えば畏敬の意味は「心から尊敬し服従すること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
小説好きで言葉の意味を調べるのが趣味な山田を呼んだ。学生時代は塾講師もしていたぞ。一緒に「畏敬」の意味や例文、類語などを見ていこう。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/ぜーた
小説が好きで、日々日本語について調べたりしている。学生時代には塾講師の経験もありWEBエンジニアとして勤務中。冬はコタツ、夏はクーラーの効いた部屋が大好きなインドア派。この記事が学びになるように精一杯解説する。
「畏敬」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「畏敬」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。難しい言葉ですが、使えるようになると表現の幅が広がる言葉です。
「畏敬」の意味は?
「畏敬」には、次のような意味があります。
1.[名](スル)崇高なものや偉大な人を、おそれうやまうこと。「畏敬の念を抱く」
出典:goo辞書「畏敬」
「畏敬」は「いけい」と読み、「崇高なものや偉大な人を、おそれうやまうこと」という意味を持ちます。難しい漢字なので、間違えずに読めるようにしましょう。「畏敬」は「尊敬する」という意味ですが、「相手に対して無条件に畏れうやまう思い」というニュアンスがあります。つまり、ただ「尊敬している」という意味で使うのではなく「の存在の前では無意識にひれ伏してしまう、高みにいる存在」に対して利用できる言葉です。
その為、自然や神仏の存在に対して利用することが多い言葉でもあります。
「畏敬」の語源は?
次に「畏敬」の語源を確認しておきましょう。「畏敬」は「畏」と「敬」の2つの漢字から成り立っています。それぞれの漢字の意味を見ていきましょう。「畏」には「おそれかしこまる」「おそれ」という意味があり、「敬」には「他人を尊んで自分の挙動をつつしむ」「うやまいとうとぶ」という意味があります。似ている意味の二つの漢字が合わさって「おそれかしこまり敬う」など、意味を強調してできた言葉であることが分かりますね。
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