この記事では「畏敬」について解説する。

端的に言えば畏敬の意味は「心から尊敬し服従すること」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

小説好きで言葉の意味を調べるのが趣味な山田を呼んです。学生時代は塾講師もしていたぞ。一緒に「畏敬」の意味や例文、類語などを見ていこう。

ライター/ぜーた

小説が好きで、日々日本語について調べたりしている。学生時代には塾講師の経験もありWEBエンジニアとして勤務中。冬はコタツ、夏はクーラーの効いた部屋が大好きなインドア派。この記事が学びになるように精一杯解説する。

「畏敬」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「畏敬」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。難しい言葉ですが、使えるようになると表現の幅が広がる言葉です。

「畏敬」の意味は?

「畏敬」には、次のような意味があります。

1.[名](スル)崇高なものや偉大な人を、おそれうやまうこと。「畏敬の念を抱く」

出典:goo辞書「畏敬」

「畏敬」は「いけい」と読み、「崇高なものや偉大な人を、おそれうやまうこと」という意味を持ちます。難しい漢字なので、間違えずに読めるようにしましょう。「畏敬」は「尊敬する」という意味ですが、「相手に対して無条件に畏れうやまう思い」というニュアンスがあります。つまり、ただ「尊敬している」という意味で使うのではなく「の存在の前では無意識にひれ伏してしまう、高みにいる存在」に対して利用できる言葉です。

その為、自然や神仏の存在に対して利用することが多い言葉でもあります。

「畏敬」の語源は?

次に「畏敬」の語源を確認しておきましょう。「畏敬」は「畏」と「敬」の2つの漢字から成り立っています。それぞれの漢字の意味を見ていきましょう。「畏」には「おそれかしこまる」「おそれ」という意味があり、「敬」には「他人を尊んで自分の挙動をつつしむ」「うやまいとうとぶ」という意味があります。似ている意味の二つの漢字が合わさって「おそれかしこまり敬う」など、意味を強調してできた言葉であることが分かりますね。

\次のページで「「畏敬」の使い方・例文」を解説!/

「畏敬」の使い方・例文

「畏敬」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.私はふるさとの崇高な自然の大きさに畏敬の念を抱いている

2.命がけで助けてくれたことに、私は畏敬の念を持って感謝の気持ちを伝えた

3.マザーテレサの活動に畏敬の念を打たれた

「畏敬」を利用する際のポイントは「おそれ敬う気持ちが非常に強い点」です。つまり、「ただ尊敬している程度」では、敬う気持ちが弱いので、不適切な表現となってしまいます。「神仏や偉大な人物、命の恩人など、崇高だと思っている人物」に利用するのが正しいでしょう。


また、「畏敬」は「畏敬の念」と使われるのが一般的です。意味はあまり変わらないので、表現として覚えておきましょう。混同しやすい言葉に「畏怖の念」という言葉があります。これは「いふのねん」と読み、「おそれかしこまる」という意味を持つ言葉です。一見、「畏敬の念」と同じ意味のように見えますが、「畏怖の念」には"敬う気持ち"ではなく、 "恐怖を感じている気持ち"が含まれます。似ている言葉ですが意味は全く別なので、注意して利用しましょう。

「畏敬」の類義語は?違いは?

image by iStockphoto

「畏敬」の類義語には「尊敬」「崇敬」「敬愛」「崇拝」などがあります。例文と一緒に詳しく見ていきましょう。

その1「崇拝」

「崇拝」は「すうはい」と読み、「偉い人だとして、あがめること」「あがめて信仰すること」という意味を持ちます。「たっとぶ」「あがめる」という意味を持つ「崇」という漢字と、「神仏をおがむ」「敬意をもって見る」「ありがたがって大切にする」という意味を持つ「拝」という漢字から成り立っているので、そこからも意味が推測できますね。「畏敬」との違いは、「畏敬」が「自然などのものを対象にしても利用できる言葉」なのに対し、「崇拝」は「神仏や人物にのみ利用可能な言葉」となります。混同しないよう、気をつけて利用しましょう。

\次のページで「その2「敬愛」」を解説!/

その2「敬愛」

「敬愛」は「けいあい」と読み、「尊敬し、親しみの心をもつこと」という意味を持ちます。「他人を尊んで自分の挙動をつつしむ」「うやまいとうとぶ」という意味を持つ「敬」という漢字と、「大事なものとして慕う心」という意味を持つ「愛」という漢字から成り立っているので、そこからも意味が推測できますね。「畏敬」との違いは、「畏敬」が「自然などのものを対象にしても利用できる言葉」なのに対し、「敬愛」は「人物に対しての表現」となります。また、「愛」という漢字を利用しているので「おそれ敬う」よりも「慕う心」というニュアンスが強い言葉です。

1.私は、彼女のことを空手の達人だと思いひそかに崇拝している。

2.校長先生は厳格な教育者として知られているが、私たち生徒からは敬愛されていた。

「畏敬」の対義語は?違いは?

「畏敬」の対義語には「軽蔑」「侮蔑」などがあります。例文と一緒に詳しく見ていきましょう。

「侮蔑」

「侮蔑」は「ぶべつ」と読み、「他人を見下し、馬鹿にすること」という意味を持ちます。「人のことを軽く見て、馬鹿にすること」という意味を持つ「侮」という漢字と、「自分より能力や人格が劣っている、価値が低いとみなして他人を見下すこと」という意味を持つ「蔑」という漢字から成り立っているので、そこからも意味が推測できますね。「畏敬」が「尊敬し敬うこと」であることにに対し、「侮蔑」は「他人を見下し、馬鹿にすること」を意味するので、対義語として数えられることが分かります。

「畏敬」の英訳は?

image by iStockphoto

「畏敬」の英訳は「awe」という英語です。

「awe」

awe は、人か物に対して(ものすごく尊敬する)や(ものすごくいい印象がある)という意味や、誰かがとてもよいと思っている状態を指す英単語です。

\次のページで「「畏敬」を使いこなそう」を解説!/

I was awed because I, a new employee, was spoken to by the president
(私は畏敬の念を催した、何故なら、新入社員である私が社長に話しかけられたからだ)

「畏敬」を使いこなそう

この記事では「畏敬」の意味・使い方・類語などを説明しました。

「畏敬」は、「心から尊敬し、服従すること」という意味であることが分かりましたね。類義語である「崇拝」との使い方やニュアンスの違いをしっかりと理解して利用しましょう。

自然は本当に偉大で、私たちは自然に生かされ、また逆も然りです。心から畏敬の念を抱くと共に、大切にしていきましょう。

" /> 「畏敬」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説! – Study-Z
国語言葉の意味

「畏敬」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

この記事では「畏敬」について解説する。

端的に言えば畏敬の意味は「心から尊敬し服従すること」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

小説好きで言葉の意味を調べるのが趣味な山田を呼んです。学生時代は塾講師もしていたぞ。一緒に「畏敬」の意味や例文、類語などを見ていこう。

ライター/ぜーた

小説が好きで、日々日本語について調べたりしている。学生時代には塾講師の経験もありWEBエンジニアとして勤務中。冬はコタツ、夏はクーラーの効いた部屋が大好きなインドア派。この記事が学びになるように精一杯解説する。

「畏敬」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「畏敬」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。難しい言葉ですが、使えるようになると表現の幅が広がる言葉です。

「畏敬」の意味は?

「畏敬」には、次のような意味があります。

1.[名](スル)崇高なものや偉大な人を、おそれうやまうこと。「畏敬の念を抱く」

出典:goo辞書「畏敬」

「畏敬」は「いけい」と読み、「崇高なものや偉大な人を、おそれうやまうこと」という意味を持ちます。難しい漢字なので、間違えずに読めるようにしましょう。「畏敬」は「尊敬する」という意味ですが、「相手に対して無条件に畏れうやまう思い」というニュアンスがあります。つまり、ただ「尊敬している」という意味で使うのではなく「の存在の前では無意識にひれ伏してしまう、高みにいる存在」に対して利用できる言葉です。

その為、自然や神仏の存在に対して利用することが多い言葉でもあります。

「畏敬」の語源は?

次に「畏敬」の語源を確認しておきましょう。「畏敬」は「畏」と「敬」の2つの漢字から成り立っています。それぞれの漢字の意味を見ていきましょう。「畏」には「おそれかしこまる」「おそれ」という意味があり、「敬」には「他人を尊んで自分の挙動をつつしむ」「うやまいとうとぶ」という意味があります。似ている意味の二つの漢字が合わさって「おそれかしこまり敬う」など、意味を強調してできた言葉であることが分かりますね。

\次のページで「「畏敬」の使い方・例文」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: