
1.新しいプロジェクトの成功に向けて、鋭意努力する所存です。
2.ご期待に添えられるよう、鋭意邁進いたします。
3.ご指示いただいた資料については、現在鋭意作成中のため今しばらくお待ちくださいませ。
例文1の「鋭意努力します」は、「一生懸命努力します」という意味です。先ほども説明したように、鋭意にはポジティブなニュアンスがあるので、相手に安心感を持ってもらうことができます。
例文2の「邁進」は、「まっしぐらに突き進む」という意味を持つ言葉です。上司から「期待しているよ」などの言葉を掛けられたときに「鋭意邁進いたします」と答えることで、「期待に応えられるように成長します」という前向きな想いを伝えることができます。
例文3の「鋭意作成中」は、「まさに現在作成中である」という意味を表す表現です。企画書の進捗を聞かれたときなどに「今一生懸命作っているところです」と伝える場合に「現在、鋭意作成中でございます」などのように用いると良いでしょう。
「鋭意」の類義語は?違いは?

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さきほどの例文のように、前向きな気持ちを表す際によく使われる鋭意。類義語にはどんな言葉があるのでしょうか。一緒に確認していきましょう。
その1「熱心」
「熱心」の意味は「ある物事に深く心を打ち込むこと」です。物事に真剣に取り組む姿勢に対して使われます。鋭意に比べると少しくだけた表現になるので、上司や目上の人に対して使うのは好ましくありません。場面に応じて使い分けましょう。
彼はどんな時でも、熱心に練習に打ち込んでいた。
その2「専心」
「専心」の意味は、「心を一つのことにだけ集中すること」です。「専念する」に置き換えると、意味がわかりやすくなりますよ。
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