端的に言えば必至の意味は「必ずそうなる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
放送局の最前線を10年経験したsinpeito88を呼んです。一緒に「必至」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/sinpeito88
放送局の現場で10年間、ニュース原稿などを日々執筆。より正確な情報を届けられるよう言葉の探求を続けている。
「必至」の意味は?
「必至」には、次のような意味があります。
1.必ずその事がやってくること。そうなるのは避けられないこと。
2.将棋で、次に必ず王将が詰む、受ける方法がない状態。また、その差し手。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「必至」
「必至」とは、分解すれば「必ず至る」ということ、つまり「必ずそのことがやってくる」ことを言います。よって「この場面においてどう抗ったとしても、その状況になることは避けられない場合」や「出来る事ならばそうなってほしくない状況がまさにやってこようとしている」時をさして使われているのです。
また、将棋で王将が詰む、受ける方法がない状態を指すことからも、どちらかと言えば、ネガティブな状況になることを指して使われることが多くなります。「国民からの反発は必至」「混戦必至」のように使われるケースが主な例です。
「必至」の使い方・例文
「必至」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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