国語言葉の意味

なぜ「果」と「断」?「果断」の意味・使い方・類義語などを日本放送作家協会会員が簡単にわかりやすく解説

「果断」の類義語

「果断」と同じような意味あいの言葉には、どのような言葉があるのでしょうか。「果」や「断」を使った言葉が出てきますよ。

「英断(えいだん)」:すぐれた決断

「英」には「すぐれる」「ひいでる」という意味があります。すぐれた才能の持ち主を「英才」、すぐれている大人物のことを「英傑」といいますね。「断」は「果断」と同じように「きっぱりと決めること」です。「英断」「すぐれた決断」「思い切ってきっぱり事を決める」という意味ですよ。

「敢然(かんぜん)」:思い切って行動する

「敢」という字には「思い切って」「困難や障害を押し切って行動を起こす」という意味があります。「勇敢」は「勇気があり、困難や危険を恐れないこと」、「敢闘(かんとう)」は「勇敢に戦うこと」ですね。「敢然」「困難や危険が伴うことは承知のうえで、思い切って行動する」という意味です。よく「敢然として難局に立ち向かう」というフレーズで使われていますよ。

「果敢(かかん)」:決断力に富んでいる

「果敢」「決断力に富んでいる」「思い切って物事を行うこと」という意味です。「果敢に挑戦する」という言葉を聞いたことがあるでしょう。「果敢」を使った四字熟語に「勇猛果敢」があります。「勇猛」は「勇気があって何物も恐れないこと」なので、「勇猛果敢」は「何物も恐れずに思い切って物事を行うこと」という意味ですよ。

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「果」の音読みは「カ」、訓読みは「はたす」「はてる」「はて」だが、読み方が難しい言葉もあるぞ。「果物」は誰でもわかるだろう。「くだもの」だ。では「無花果」「果敢ない」はわかるか。「無花果」は、花が咲かないのに実がつくように見えることからついた名前で「イチジク」のことだ。「果敢ない」「はかない」と読むぞ。

「果断」の反対語

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「果断」と反対の意味あいの言葉には、どのような言葉があるのでしょうか。

「優柔不断」:決断力が乏しい

「優柔」は「物事が煮え切らない」という意味があります。「不断」は「決断力に欠ける」という意味です。「優柔不断」「ぐずぐずして決断力が乏しい」という意味ですよ。「彼は慎重な性格だという人もいるが、ただ単に優柔不断なだけだ」という使い方をします。

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