国語言葉の意味

「まじまじ」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「まじまじ」について解説する。
端的に言えば「まじまじ」の意味は「視線をそらさずに見つめるさま」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「まじまじ」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

Ozean

ライター/flicker

仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。

「まじまじ」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「まじまじ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「まじまじ」の意味は?

「まじまじ」には、次のような意味があります。

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)

① しきりにまばたきなどをして眠れないさまを表わす語。まじりまじり。〔日葡辞書(1603‐04)〕

※仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)四「目うちしばたたきて、まじまじとして舟ばたによりかかり居る」

② 事に動じないさま、平気でいるさまを表わす語。しゃあしゃあ。ずうずうしく。〔日葡辞書(1603‐04)〕

※俳諧・伊勢山田俳諧集(1650)長抜書「ぬるみし水をひたと打ぬる まじまじと守る蛙のつらにくや」

③ ひるまないではっきりと言ったり見つめたり見きわめようとしたりするさまを表わす語。まじりまじり。まじいりまじいり。

※浄瑠璃・八百屋お七(1731頃か)下「阿鼻焦熱の苦しみをまじまじと見て居られふか」

④ 様子を見ながらとりつく島もないさま、決断できず手をこまねいてぐずぐずしているさまを表わす語。また、何も手につかずぼんやりしているさまを表わす語。「もじもじ」に近い。まじりまじり。まじいりまじいり。

※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)二「只一口に大鳥も、云こめられてしょげ鳥のまぢまぢとして閉口す」

出典:コトバンク

「まじまじ」は視線をそらさずに注視する様子を表します。「と」が付くと「見る」などの述語にかかる修飾語になりますし、主体の真剣さ・注目・好奇心・感慨の暗示があります。また日本文化では、相手をまともに注視することは非礼にあたるので、「まじまじ」と見る主体はしばしば子供や外国人、または感動や驚きなどのために大人が一時的に礼を欠いた場合であることが多いです。ちなみに「まじまじと」は「じっと」に似ていますが、「じっと」は主体が意志をもって視線を集中して動かさない様子を表し、主体の心理については言及しないことになっています。

「まじまじ」の語源は?

次に「まじまじ」の語源を確認しておきましょう。

「まじまじ」という表現は「目を瞬かせるさま」から生まれました。「目を瞬かせる」はしきりにまばたきをする様子です。そこから視線をそらさずに注視する様子を表すようになりました。それでは「瞬」の漢字の成り立ちについて解説しましょう。「瞬」は「目」とはやい意味の音を示す文字とを合わせた字です。目をぱちぱちと素早く動かす、つまり「まばたきをする」意味を表しますよ。まばたきをするように短い時間を表す言葉、「瞬間」「瞬時」「一瞬」などに使われます。

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