その2「自省」
「自省」は「じせい」と読みます。文字通り「自分の言動を反省すること」を表す言葉です。自分のした行為の是非善悪をかえりみることを表しますから、「反省」とさほどの違いはありません。
その3「自責」
「自責」は「じせき」と読みます。「自分で自分の過ちをとがめること」の意です。自分に責任があると考えることを表します。自分の責任について自分で考えることを言うので、相手にそれを求める場合には使いません。「猛省」は「猛省を促す」と言えますが、「自責」は「自責を促す」とは使えないので注意が必要です。間違いやすい表現として「自制を促す」と言うことがありますが、こちらは「我慢するようにと言い含めること」という意味になります。
「猛省」の対義語は?
「猛省」と反対の意味をもつ言葉について見ていきましょう。
その1「平然」
「平然」は「へいぜん」と読みます。「何事もなかったように落ち着きはらっているさま」を表す言葉です。「うそをつきながら平然としている」などと言いますね。厳しく反省している「猛省」とは反対の様子を表していますね。
その2「慢心」
「慢心」は「まんしん」と読みます。「いい気になること、おごり高ぶること」を表す言葉です。自分を振り返り直視することもなく、根拠もなく、ただ漫然と思い込んでしまうことを「慢心」と言います。この言葉はよい意味で使われることはまずないと思っていていいでしょう。自分への戒めとして使われる場合が多く、他人に対して使うと悪口になってしまいます。
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