
「微力ながら」の使い方・例文
「微力ながら」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.微力ながら私もお手伝いいたします。
2.今回のプロジェクトの達成に、私も微力ながら尽力いたします。
3.優華ちゃんの手術費の募金、微力ながら応援いたします。
4.入社2年目ですが、微力ながらお役に立てれば幸いです。
5.微力ながら精一杯取り組みたいと思います。
「微力ながら」は様々な言葉とセットで使われることが多いです。
例文1では「お手伝い」とセットで、「わずかな力ですが私もお手伝いいたします」という意味を、例文2では「尽力」とセットで、「わずかな力しかありませんが力を尽くします」という意味を表しています。
例文3は「応援」とセットですね。この場合は「わずかな額ですが募金にご協力します」という意味です。
例文4は「役」とセットで、「わずかな力ですが役に立てれば…」という意味を、例文5は「精一杯」とセットで、「わずかな力ですが全力で」という意味を表します。
「微力ながら」は、自分の力を謙遜した表現であるため、履歴書など自分の力をアピールしなければならない場面で使うのは不適切です。また、明らかに自分のほうが力量が高い場合に「微力ながら」を使用するのは、相手を馬鹿にしているように捉えられ、失礼にあたることがあります。誰に対してどんな状況なのかをよく考えてから使用しましょう。
その1「及ばずながら」
「及ばずながら」は「十分な力ではないが」という意味で、人助けをする時などに自分の力を謙遜して言う表現です。「微力ながら」と同じで実際の自分の力量に関係なく使います。
「及ばずながら」と「微力ながら」の違いは、「思わずながら」は主に人を助けるときや手伝う時のみに使用される点ですね。
意味は変わらないため、「及ばずながらお手伝いいたします」は「微力ながらお手伝いいたします」に言い換えが可能です。
\次のページで「その2「憚りながら」」を解説!/