「気丈」ってどう使うの?
「気丈」の使い方は以下のとおりです。
1.大人しそうに見えるが、彼女はああ見えて「気丈」な性格だ。
2.「気丈」でいつも笑顔を忘れない彼が、あんなに打ちのめされているのは初めて見る。
3.君にはもっと優しくて「気丈」な人が似あうと思うよ。
「気丈」とは基本的に修飾語であるため、「な/である/に」などの言葉が繋がります。また、何が気丈であるのか示すために、「人/性格/行動」などの言葉も頻繁に続けられ、使い方としては総合的に難しくありません。
文法上どのように使えば良いか確かめるには、「明るい」などの言葉に置き換えて文を組み立ててみるとわかりやすいです。ただし「明るい」とまったく同様の意味というわけではないため、わかりやすいからという理由で「明るい」にみだりに変更するのは避けた方が良いでしょう。
これだけある!「気丈」に続きやすい言葉たち
「気丈」にはさまざまな言葉を続けることができますが、その中でも特に出現頻度が高い言葉を紹介します。「気丈」という言葉そのものがそもそも人の精神性を表す言葉であるため、必然的に人に関する言葉が多くなっているのがわかるでしょう。ただ、あくまで一例であり他の言葉を続けてはいけない、というわけではありません。
「気丈に振る舞う」とは?
「気丈に振る舞う」という表現は「気丈」を用いた例でも出現頻度が高いです。人によっては、単に「気丈である」と表現されているケースを見るより、「振る舞う」が続くケースの方が多いと感じるかもしれません。
「気丈に振る舞う」とは文字通り、「精神的にしっかり安定しているように見せかけている」という意味です。普通は気落ちしているであろう場面で、明るくしている人に対して使用します。ただし、この表現は思ったとしてもみだりに口にしてはなりません。落ち込んでいる人が周りのためを思い、「気丈に振る舞って」頑張っている姿に、水を差すことになりかねないためです。
\次のページで「「気丈に頑張る」とは?」を解説!/