国語言葉の意味

“もぬけ”って何?「もぬけの殻」の意味・語源や類義語を院卒日本語教師が解説

よぉ、桜木建二だ。今回は「もぬけの殻」という言葉について見ていくぞ。この言葉、聞いたことがないという人は多分いないだろう。

「もぬけの殻」はずばり言えば「人が抜け出した後の空間」だ。ただ、「殻」の意味は分かっても「もぬけ」って何だ?って思った人もいるんじゃないか。

今回はその「もぬけの殻」の意味・語源や類義語を、「もぬけ」の意味を含めて、大学院卒の日本語教師・むかいひろきに解説してもらうぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/むかいひろき

ロシアの大学で2年間働き、日本で大学院修了の日本語教師。その経験を武器に「言葉」について分かりやすく解説していく。

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「もぬけの殻」の意味と語源は?

image by iStockphoto

「もぬけの殻」という言葉、聞いたことがない人はいないのではないでしょうか。ただ、正確な意味を問われるとちょっと困りませんか?ここでは「もぬけの殻」も意味や語源を、辞典を参考にしながら見ていきましょう。

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「もぬけの殻」は“人が抜け出した後の空間”

国語辞典では、「もぬけの殻」の意味は次のように掲載されています。

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1 蝉や蛇のぬけがら。もぬけ。

2 人の抜け出たあとの寝床や住居。「捜査員が踏み込んだ時には、部屋はすでに―だった」

3 魂の抜け去った体。死体。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「もぬけ‐の‐から【×蛻の殻】」

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「もぬけの殻」は、辞書には上記のように3つ意味が掲載されていることが多いですね。ただ、現代語で用いられるのは原則2番目の意味です。よって、本記事では「もぬけの殻」の意味を「人が抜け出した後、いなくなった後の空間」として解説を進めていきます。

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「もぬけ」は「セミやヘビの抜け殻」

では、「もぬけの殻」の「もぬけ」とは何でしょうか。この「もぬけ」は「セミやヘビが脱皮すること」「セミやヘビが脱皮した後の抜け殻」という意味の古語でした。

そして、「もぬけ」には時代が進むにつれて意味が増えていきます。「人が抜け出した後の寝床」「人の魂が抜けたような様子」の2つの意味に派生しました。その内の「人が抜け出した後の寝床」の意味が少しずつ変化し、「人が抜け出した後、いなくなった後の空間」という意味になり、現代に至ります。

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