
「絶望」の使い方・例文
「絶望」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.彼はあらゆる絶望を乗り越え、インターハイ優勝を果たした
2.残り時間2分で5点差のサッカーのゲームは絶望的だ
3.彼は受験に落ちたことで人生に絶望している
「絶望」を利用する際のポイントは「望みを失うほどのネガティブな表現で利用すること」です。つまり、「人生において希望の可能性が完全に断たれた場合」や「将来に対しての望みや期待が全てなくなった場合」に利用することができます。「少しだけ悲しい状況など」で絶望を使うと、負の意味が強くなってしまうので、不適切な表現です。
その1「厭世」
「厭世」は「えんせい」と読み、「この世・人生をいやなものに思うこと」という意味を持ちます。「あきる・いとう・いや」という意味を持つ「厭」という漢字と、「世の中」「世界」という意味を持つ「世」という漢字から成り立っているので、そこからも意味が推測できますね。
「絶望」との違いは、「絶望」が「将来への期待がなくなっている様」なのに対し、「厭世」は「人生や世の中を悲観し、生きているのが嫌になっている様」を指します。つまり、「厭世」は「人生そのものを悲観している状態」で、「絶望」は「希望がなくなっている状態を表している言葉」なのです。混同しないよう、気をつけて利用しましょう。
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