

端的に言えば絶望の意味は「望みがないこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
小説好きで言葉の意味を調べるのが趣味な山田を呼んだ。学生時代は塾講師もしていたぞ。一緒に「絶望」の意味や例文、類語などを見ていこう。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/ぜーた
小説が好きで、日々日本語について調べたりしています。学生時代には塾講師の経験もありWEBエンジニアとして勤務中。冬はコタツ、夏はクーラーの効いた部屋が大好きなインドア派。
この記事が学びになるように精一杯解説する。
「絶望」の意味は?
「絶望」には、次のような意味があります。
1.[名](スル)希望を失うこと。
2.全く期待できなくなること。「深い絶望におそわれる」「将来に絶望する」
出典:goo辞書「絶望」
「絶望」は「ぜつぼう」と読み、「希望を失うこと」「可能性を失うこと」という意味を持ちます。難しい漢字なので、間違えずに読めるようにしましょう。「絶望」は「希望を失うこと」という意味で「人生・将来に期待を持つことができないネガティブな心理状態」というニュアンスがあります。つまり、ただ「悲しい」などの軽いネガティブな表現で使うと間違いになってしまうので、気をつけましょう。
「絶望」の語源は?
次に「絶望」の語源を確認しておきましょう。「絶望」は「絶」と「望」の2つの漢字から成り立っています。それぞれの漢字の意味を見ていきましょう。「絶」には「たえる」「なくなる」というネガティブな意味があり、「望」には「願う」「あらまほしく思う」というポジティブな意味があります。
その2つの漢字を合わせて「願いなどがなくなる」や「望みがなくなる」となり「将来への可能性を失う」などと転じました。
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