
・昨夜の喧嘩が原因で彼女は激しく憤怒していたが、一晩経つといつもの彼女に元通りだ。
・彼は周りに馬鹿にされて憤怒したが、その悔しさを糧に成長している。
・誰も憤怒する彼女を止めることができなかった。
その2「憤懣」
「憤懣」は「ふんまん」と読み、「いきどおってもだえること」「発散できずに心にわだかまる怒り」という意味です。「憤慨」と異なる点としては、「憤慨」よりも怒りがわだかまって鬱積しているさまの意味が強くなっています。「上司に憤懣をぶつけた」のように、心の底から抑えきれない怒りを表現するのが「憤懣」です。それでは、実際に例文も見ていきましょう。
・他人に対するある憤懣から、ただ話しかけてきた人に対し、八つ当たりのように大きい声で怒鳴りつけてしまった。
・恨みつらみを呟いているように、小さく開かれた口と憤懣やるかたないといったふうに、突き出された唇をしているのが、彼の特徴なのです。
・憤懣を周りの人にぶつけてしまうことは、内心良くないと分かっている。
「憤慨」の対義語は?
「憤慨」の対義語にあたる言葉はないでしょう。「ひどく腹を立てる」の対義語は「笑い」や「喜び」といったキーワードが浮かんできますが、対義語とは意味上の反対をなす語になりますので、「憤慨」の対義語が「笑い」「喜び」と言えるかは難しいです。
「indegnant」
「憤慨」の表現方法の1つとして、「indignant」が挙げられます。「indegnant」とは、「不公平や不正に対する怒り」を表現する際に使われる事が多いです。実際に例文も見ていきましょう。
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