
「憤慨」の使い方・例文
「憤慨」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.この間の重要な会議に遅刻してしまって、部長が憤慨している。
2.犯人が捕まらずに、のうのうと過ごしている事に憤慨を覚える。
3.芸能人がニュースであることないことを書かれ、当事者は憤慨の様子だ。
それぞれの例文について、詳しく見ていきましょう。例文1は、不当な事柄に対する怒りを表現するという意味での「憤慨」です。重要な会議に遅刻する事は、部長の立場からすると腹を立てる事柄ということが分かります。
「憤慨」には様々な言い回しがあり、例文2のように「憤慨を覚える」という言い回しもあるのです。「覚える」という言葉には、ただ記憶するだけではなく、「感じる」という意味もあります。「憤慨を覚える」とは、怒りの感情が沸いたことを控えめに表現する際に使いましょう。
例文3は「憤慨の様子」という言い回しになります。芸能人があることないことを書かれ、「怒っている様子」というのを表現しているのが分かりますね。
その1「憤怒」
「憤怒」の読み方は、「ふんぬ・ふんど」で、「激しい怒り」「激しい憤り」という意味。「憤慨」よりも、更に強い怒りを示す際に使われます。例えば「SNSでの誹謗中傷に憤慨する」だと、誹謗中傷に対し腹を立てている事が分かるでしょう。「SNSでの誹謗中傷に憤怒する」という表現になると、かなり強い怒りの感情が感じ取れます。また、「憤怒」では「憤怒の表情」など激しい怒りを感じる形相を表現する際にも使われるので、併せて覚えておくと便利です。それでは、実際に使用してみた例文を見ていきましょう。
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