国語言葉の意味

「次第」の意味や使い方は?例文や類語を日本文学科卒Webライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「次第」について解説する。

端的に言えば次第の意味は「順序」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

日本語が好きで日本文学科を卒業したハルを呼んだ。一緒に「次第」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

haruko417

ライター/ハル

日本語が大好きで日本文学科を卒業。現在はアメリカで子育て中につきさらに日本語の奥深さを実感中。多くの人にそのよいところを紹介したいとの思いを込めて丁寧に解説する。

「次第」の意味や語源・使い方まとめ

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「次第」という言葉、普段何気なく使っているのではないでしょうか。その意味、実は複数あることにお気づきでしょうか。正しい使い方を知って様々な場面で活用してみましょう。

それでは早速「次第」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「次第」の意味は?

まず初めに「次第」の意味を辞書で確認してみましょう。「次第」には、次のような意味があります。

一[名]

1.物事が行われる際の一定の順序。
2.今まで経過してきた状態。なりゆき。
3.物事の、そうなるに至った理由。わけ。事情。
4.能や狂言の構成部分の一。七・五、返句、七・四の3句からなる拍子に合った謡。シテ・ワキなどの登場第一声として、また曲舞 (くせまい) や乱拍子の序歌としても謡われる。
5.能や狂言で、シテ・ワキなどの登場に用いる囃子事 (はやしごと) 。大鼓・小鼓に笛があしらい、続いて4が謡われる。
6.歌舞伎囃子 (ばやし) の一。5を取り入れたもので、能がかりの登場音楽として用いるほか、「関の扉 (と) 」などの幕開きにも奏する。

二[接尾]

1.名詞に付いて、その人の意向、またはその事物の事情のいかんによるという意を表す。
2.動詞の連用形に付いて、その動作が行われるままにという意を表す。
3.動詞の連用形または動作性の名詞に付いて、その動作がすむと直ちにという意を表す。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「次第」

たくさの意味がありますね。びっくりしましたか。

名詞として使われる場合。まずは「順序」。「式次第」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。式の進行内容を記したプログラムのようなものを指しますね。次は「なりゆき」。「事の次第は」などと言えばわかるでしょうか。そして「わけ」。「そんな次第で」といったように使われます。

次は接尾語として使われる場合。接尾語というのは、常に他の言葉の下についてその言葉と共に意味を形成するものをいいます。まずは「その物事の事情のいかんによる」という意味。「あなた次第」という表現はよく使うのではないでしょうか。次は「その動作が行われるままに」の意味。「手当たり次第」もよく使いますね。もうひとつは「その動作がすむと直ちに」という意味も表します。「到着次第」などもよく使われるでしょう。

「次第」には、このようにたくさんの意味と使い方があるのです。

なお、一の4から5は能楽用語としての意味になります。日常生活の中で使う機会は少ないかもしれませんね。

「次第」の語源は?

次に「次第」の語源を確認しておきましょう。

「次第」の「」の字には「すぐ後に続くこと、物事の順序」という意味があります。「」は「順序、順番」。両方ともに「順序」という意味がありますので、二つを合わせて「順序」を表す言葉となりました。

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