
「その物語の山場で、多くの人が胸を打たれた」
「この山場を乗り越えるまで、油断してはいけない」
類義語その2「瀬戸際」
「瀬戸際(せとぎわ)」とは運命の分かれ目。勝敗や安否、生死の分かれる差し迫った場面という意味になります。運命が左右されるような重大な場面を表す言葉です。
ここで少し横道に反れますが、「瀬戸際」の語源について簡単に説明します。瀬戸際の「瀬戸」は、昔は「狭門」と書いていました。「狭門」とは陸と陸の間に挟まれて、海の幅が狭くなったところ(海峡)を指していたようです。つまり「瀬戸際」とは海峡と海の境目が本来の意味になります。
そこから、物事が分かれる重要な場面を「瀬戸際」とい言うようになったのです。
「今もなお、新型ウイルスの感染拡大の瀬戸際に立っている」
「交通事故に遭い、生きるか死ぬかの瀬戸際を彷徨った」
類義語その3「大一番」
「大一番(おおいちばん)」とは優勝や昇進がかかった大事な勝負という意味です。主に相撲の試合でよく使われる表現になります。
「大一番を前に観客は大熱狂した」
「横綱対決の大一番で、彼は見事勝利した。」
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