「虚栄心」の使い方・例文
ここまで「虚栄心」という言葉の意味と語源について説明しました。続いて「虚栄心」の使い方を例文を用いながら説明しますので、一緒に確認しましょう。
1.彼女は虚栄心が強いのか、後輩に自慢話ばかりしている。
2.私の姉は、虚栄心が強く高級なブランド品ばかり身につけている。
3.彼は虚栄心を満たすために、いつも周囲に幸せだとアピールをしている。
例文1は「自分を実質以上に見せようとする気持ちが強く、後輩に自慢話ばかりしている」という意味です。後輩に良く思われたいという心理から「自分はすごい人間なんだ」とアピールしている先輩や上司があなたの会社にもいるかもしれませんね。
例文2はブランドものという高級品を身につけて「自分は優れているんだ」とアピールしている様子が伺えますね。生活が苦しいながらも自分の稼ぐことができる金額より高級なものを身につけたり、高級なものを食べたりしている人がいます。こうした人は「虚栄心が強い人間」と言えるでしょう。
例文3は周りの人々に幸せだとアピールすることにより、自分の気持ちを満たして満足している様子が伺えます。幸せのかたちは人それぞれなので、比べようがないものですが「自分は誰よりも幸せだ」とアピールすることで他者よりも自分が上の立場に立っていると思い込もうとしているのかもしれませんね。
その1「見栄っ張り(みえっぱり)」
「見栄っ張り」とは「みえを張ること。またそのさまやその人」を意味する言葉です。例えば「私の妹は見栄っ張りでブランドのバッグしか持たない」と使用することができますね。「見栄っ張り」は「虚栄心」と同じ場面で使用することができます。また「彼はなんて見栄っ張りなんだ」「彼はなんて虚栄心が強いんだ」というよう言い換えることも可能です。
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