8.あの化学者夫婦が由来、キュリウムCm
Nobel foundation – http://nobelprize.org/nobel_prizes/physics/laureates/1903/marie-curie-bio.html, パブリック・ドメイン, リンクによる
1944年にシーボーグによって発見されたキュリウム。プルトニウムにヘリウムイオン(アルファ粒子、高い運動エネルギーを持つヘリウム4の原子核)、またはアメリシウムに中性子を照射することで作られます。キュリウムは原子力電池や、惑星探査機のαプロトンX線分光計、実験用のアルファ線源に使われている元素です。ただし、最近は研究以外にあまり使われていません。
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9.アクチノイドを生み出した地にちなむ、バークリウムBk
バークリウムは先ほどから登場しているシーボーグがカルフォルニア大学バークレー校で発見したことから名づけられました。アメリシウムにヘリウムイオンを照射することで生成された元素です。
放射能が協力で非常に危険な元素であることから、基礎研究くらいにしか使われていません。
10.大学名にちなんだカリホルニウムCf
カリフォルニア大学が名前の由来となったカリホルニウム。キュリウムにヘリウムイオンを照射して生成された元素です。
中性子線源や、非破壊検査、その他研究用に使用されています。
11.偉大な物理学者にちなんだアインスタイニウムEs
Ferdinand Schmutzer – http://www.bhm.ch/de/news_04a.cfm?bid=4&jahr=2006, パブリック・ドメイン, リンクによる
アインシュタインが由来となった元素、アインスタイニウム。1952年に発見されたのですがそれが水爆実験中だったため、1955年に発表されました。高い反応性を持った元素です。アインスタイニウムも研究以外にはほとんど利用されていません。
12.水爆実験から生まれたフェルミウムFm
原子核物理学の分野でで活躍したエンリコ・フェルミに因んで名付けられフェルミウム。アインスタイニウム同様に水爆実験をしているときに発見されました。
すぐに壊れてしまい、研究以外にはほとんど用いらえていない元素です。
13.まだまだ謎が多い、メンデレビウムMd
кабинет академика Михаила Михайловича Шульца – фото любезно передано мне в собственность вдовой М.М.Шульца Ниной Дмитриевной Шульц., パブリック・ドメイン, リンクによる
メンデレビウムの由来は周期表の父、メンデレーエフです。半減期が短く、詳しい性質はまだわかっていません。
14.その名の由来は科学者憧れの賞、ノーベリウムNo
102番の元素は科学者の憧れの賞を作った人物の名前が付けられています。 ノーベル賞を作ったノーベルにちなんだノーベリウムです。ノーベリウムは軽い元素に荷電粒子(電荷を帯びた粒子)を衝突させて生成します。
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