地学地球地質・歴史理科

地層の整合と不整合はなぜ起こる?岩石の境界が曖昧?地球科学専攻卒が5分でわかりやすく解説

君は地層を見たことがあるか?最近はコンクリートできれいに舗装されているところが多くなって、もともとそこにあった地層を見ることが難しくなったな。だから、地層を見つけたらじっくり観察してみよう。その地層は水平に積層しているのか、ぐにゃぐにゃに曲がっているのか、亀裂が入っていないかなど、地層を観察するポイントはたくさんあるんだよ。地層を構成している層は小石でできた礫岩や砂でできた砂岩、泥でできた泥岩がメインで、よく観察するとそれらの岩石の境界が不自然に明確になっていることがあるんです。このような部分はもしかすると不整合と呼ばれる特殊な構造かもしれないぞ。今回は不整合について、地学に詳しいライターオリビンと一緒に解説していきます。

ライター/オリビン

大学院を地球科学専攻で卒業した地学大好き人間。岩石や好物を採取することが趣味で、時間があれば県内外問わず露頭観察に繰り出している。

1.地層とは

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湖や海などの水中は岩石が削られてできた砂や泥が川などから運搬されて集まりやすく、集まった砂などが堆積していくんです。この時、堆積物が層状になっていることから地層と呼ばれています。地層の中の1枚1枚は単層と呼ばれ、この中身は同じような物質で構成されているんですよ。単層と単層の境界は層理面と呼ばれ、この層理面の傾きなどを調べることで様々なことがわかります。地層は水中で形成されますが、地殻変動などにより地上で観察できる場所があることをご存じですか。このような場所は露頭と呼ばれ、山肌や採石場、崖などいろいろな場所にみられます。

地層累重の法則

地層累重の法則

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水中では堆積物が下から順にたまっていくため、一般的には地層の下部ほど昔に堆積しており、上部ほど最近堆積したことになりますよね。これを地層累重の法則といいます。しかし、プレートの運動などの地殻変動のせいでグニャグニャに曲がっていたり(褶曲:しゅうきょく)、途中で割れ目ができてずれていたりすることもあります(断層:だんそう)。このような場合は含まれている化石を調べたり、鍵相を使ってどちらが上部なのかを判断しているのです。

2.整合(せいごう)とは

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水中に運ばれてくる堆積物の量は天候などによって変化するため堆積速度はまちまちです。しかし、その場所が水中である限り堆積物は途切れなく運ばれてくるため連続的に地層ができていきます。このように連続的に途切れなくたまった地層同士の関係を整合と呼ぶんですよ。

\次のページで「3.不整合(ふせいごう)とは」を解説!/

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