
その1「apologize」
英単語の「apologize」には謝罪するという意味があり、今回のご容赦くださいと同じような意味やニュアンスを持ちます。
英語には敬語という概念はありませんが、ビジネスの場面にふさわしい丁寧な言い回しがあるんです。「apologize」はその内の1つで、“I am sorry. ”などを使うよりも相手に丁寧な印象を与えることができるので覚えておくと便利ですよ。
その2「Please pardon A」
“pardon” は相手の言ったことが聞き取れなかった時などに使う表現としておなじみですよね。元々は「許す」という意味があります。“Please pardon”の形になることで「Aに対してお許しください」という意味になり、事前に相手に許しを求めるときに使われる表現です。ビジネスなどでも使える丁寧な表現なので覚えておきましょう。
最後に、それぞれの英語の例文を一つずつご紹介して、今回のご容赦くださいについての解説を終わります。
1. I apologize if there are any errors in the data.
(もしデータに不備があった場合は、ご容赦ください)
2. Please pardon me for a possibility of a mistake.
(間違ってしまう可能性がありますが、どうかご容赦ください。)

「ご容赦ください」は相手に許しを乞う、または大目に見て欲しいとお願いする時に使われる表現だ。使い方を間違えると相手に不快感を与えかねない反面、しっかりと使いこなせれば、先回りして物事を捉える視点を持っていることをアピールできるぞ。
また、今回紹介した“apologize ”や “Please pardon ”などの英語表現を知っていると、ビジネス用の英語も使えることを示すことができるので、周りと差をつけたいビジネスマンは必ず覚えおくようにな。
「ご容赦ください」を使いこなそう
この記事では「ご容赦ください」の意味・使い方・類語などを説明しました。
ご容赦くださいは、ビジネスシーンなどで相手に許しを乞うような場面で使われることがわかりましたね。
ただし、こちらの過失に対してどんな責めの言葉も受け入れます、という強い意思を示したい場面にはあまり適しません。「申し訳ありません」「お詫びします」などの謝罪の気持ちを示すことができる言葉に置き換えましょう。
お詫びをする際は、少し間違えただけでも相手の気分を害し、関係を悪化させてしまうことがあります。使い方には十分注意をした上で、効果的に「ご容赦ください」を使いこなしましょう。