「しがらみ」の使い方・例文
「しがらみ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.その政治家は献金を一切受け取っていないので、しがらみがない。
2.この世の中はしがらみだらけだ。
3.「しがらみを断ち切るためにも、知らない土地へ行って一からやり直そう」とあなたは言った。
例文1~3は「まとわりつくもの・邪魔をするもの」といった意味の「しがらみ」を使った例文です。
政治活動を行うには費用がかかるため、殆どの政治家は献金を募っています。しかし、献金してもらうということは献金する側とされる側に何らかのしがらみができるということ。支持団体と政治家の関係を考えてみるとよくわかりますね。特定の支持団体から献金を受けると、その団体の要求を無視できなくなります。しかし、どこからも献金を受けなければその政治家は自分の信念に基づいて行動することができるということになりますね。
「自分」と「他者」が存在している以上、世の中に「しがらみ」は存在するといえますが、私の親友に「連絡手段としてガラケーは持つが、スマホは持たない」という人がいるのです。「誰かと繋がる必要は私にはない。スマホはしがらみの素」と言い切るその人は潔いと言えますね。
「しがらみ」を断ち切る一番の方法はしがらみのないところへ行くこと。社会生活を営む上でこの方法は簡単に実行できることではありませんが、効果的な方法です。
「足かせ」
足かせとは昔、罪人の逃走を防止するために足にはめた拘束具のことです。この拘束具は自由を奪うもの。そこから「行動を妨げ、邪魔をするもの」という意味を持つようになりました。
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