「祝言」の対義語は?
「祝言」の対義する言葉は、明確には存在していません。「結婚」を「夫婦になること」という意味で考えると「婚姻関係を解消する」の「離婚」も考えられますが、今回の「祝言」の定義とは違うので当てはまらないと考えます。同じく「結婚という社会的行事」の意味で考えると「葬儀」との意見もありますが、そういう考え方もあるという域を出ず、対義語とは定義されていないので「祝言」の対義語は存在しない、という結論になりますよ。
「Have a wedding」
「祝言」を英語にすると「Congratulations」ですが、ここでは「祝言を挙げる」のニュアンスが強いので、「Have a wedding」がふさわしいでしょう。「have」は「行事を行なう」の意味がありますよ。
ちなみに「Congratulations」は「おめでとう」と祝福の言葉をかける時によく使われますね。なぜ複数形にするのかですが、「強意の複数」と言って感情を強く表すような言葉には、複数形を用いて「程度の大きさ」を表しますよ。「Thanks」も同じ使い方になりますね。
「祝言」を使いこなそう
この記事では「祝言」の意味・使い方・類語などを説明しました。主に「婚礼の儀」という意味に焦点を合わせて解説していきましたが、本来は「祝うべきめでたい行事」の意味も持ち合わせている言葉でしたね。
「結婚」もさなざまな時代を経て現在の「神前式・人前式・チャペルでのキリスト教式」と姿を変えていきました。現代は映像を駆使した「エンドロール」や「マッピング」などのムービーで、「結婚式という記念を形に残す」というスタイルが定番になっていますね。IT産業の発達を活用した素晴らしい技術だと思います。
ここ数年は「結納」や「仲人を立てる」という儀式もなくなりつつありますね。この記事と通して「結婚」とは「新郎新婦とその両家や親族が家族になる」という本来の意味や、古き佳き時代の風習や考え方に触れるきっかけになれば幸いです。