
端的に言えば暫定の意味は「現状では」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
小説好きで言葉の意味を調べるのが趣味な山田を呼んです。学生時代は塾講師もしていたぞ。一緒に「暫定」の意味や例文、類語などを見ていこう。
ライター/ぜーた
小説が好きで、日々日本語について調べたりしている。学生時代には塾講師の経験もありWEBエンジニアとして勤務中。冬はコタツ、夏はクーラーの効いた部屋が大好きなインドア派。
この記事が学びになるように精一杯解説する。
「暫定」の意味は?
「暫定」には、次のような意味があります。
1.正式な決定がなされるまで、仮の措置として、とりあえず定めること。「暫定政権」
出典:goo辞書「暫定」
「暫定」は「ざんてい」と読み、「現状での仮の決定」という意味を持ちます。難しい漢字なので、間違えずに読めるようにしましょう。「暫定」は「本式に決定せず、しばらくそれと定めること。臨時の措置」という意味ですが、「未来には変わってしまう可能性がある」というニュアンスがあります。つまり、ただ「決定」という意味で使うのではなく「未来には変わってしまうかもしれない事柄」を指す場合に利用できることが分かりますね。
「暫定」の語源は?
次に「暫定」の語源を確認しておきましょう。「暫定」は「暫」と「定」の2つの漢字から成り立っています。それぞれの漢字の意味を見ていきましょう。「暫」には「わずかの間」「しばらく」という意味があり、「定」には「物事を決めて変えない」「さだめる」という意味があります。そこから「わずかの間、物事を定める」などから「仮の措置」という意味に転じました。
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