「私事」の使い方・例文
「私事」の使い方について例文を挙げて解説していきます。この言葉は、たとえば以下のように用いられますよ。
1.私事で申し訳ございませんが、明日は有休をとらせていただきます。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
2.私事ですが、このたびの株主総会の決議により代表取締役社長に就任する運びとなりました。
3.私事で恐縮ですが、このたび、ある方とご縁があり結婚することになりました。
「私事で恐縮ですが…」と断りを入れてくる相手に対しては労いの言葉を掛けてあげるようにしましょう。本人の病気やケガ、または親の介護や身内の病気などのやむを得ない事情がある場合は、「くれぐれもお大事になさってください」と心配している気持ちを伝えてあげることで相手を力づけてあげることができますよ。
情けは人の為ならず、お互いに心配したり心配されたり、慰めたり慰められたりすることがその人にとって救いとなることもあります。また「お大事に」には「お大事に至りませんようにお祈りしております」といった意味がありますよ。
その1「一身上」
「一身上」はその人個人に関することを意味します。自分の身の上や境遇に関することを話す場合に「一身上の都合により」と表現します。また「一身上の都合により〇月〇日をもって退職させていただきたく、ここにお願い申し上げます」などと使いますよ。「私事」との違いは「一身上の都合」は退職願や退職届を出すときに使われるフレーズだという点です。
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