「痛み入ります」の使い方・例文
「痛み入ります」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.ご厚情痛み入ります。
2.本日は、我々のためにご足労賜りまして、まことに痛み入ります。
3.真心のこもったそのお言葉、痛み入ります。
4.じきじきのお出迎え、痛み入ります。
「痛み入ります」は同僚や後輩など、自分より目下のものや同じ程度の立場の人には使いません。また、家族などの距離の近い人に使うことも一般的ではないでしょう。「痛み入ります」は、上司や取引先など、自分より目上の人に対して使うのが適切です。申し訳なさと感謝が入り混じった際に使うことが多いと言えるでしょう。
また、「痛み入ります」という言葉を使う時、注意しなければならないこととして、「嫌味」に取られやすいということがあります。特に、対面で直接話す場面などは、相手に強い印象を与えてしまいかねません。「痛み入ります」という言葉は、「痛む」の意味が元々「苦痛に感じる」であるため、相当な感謝の意を伝えたい場面ではないと言葉を皮肉のために使ったと捉えられてしまうことがあります。メールなどの文面においては、相手に丁寧な印象を与え、「痛み入ります」という言葉が適切である場合が多いです。
その1「恐れ入ります」
「恐れ入ります」は、「相手の好意に対し、かたじけなく思う。」という意味です。「痛み入ります」の意味に「恐れ入ります」という意味も含まれるため、二つの言葉はかなり近い意味を持っていると言えるでしょう。
「痛み入ります」と「恐れ入ります」という言葉で異なる点は、「恐れ入ります」の方には謝罪や申し訳ないという感情が多いというところです。何かお願い事をするとき、「恐れ入りますが~」と切り出すことができますが、「痛み入ります」にはそれができません。また、「恐れ入る」の意味に「あやまちを悟って詫びる。」という意味があるので、「恐れ入ります」にはお詫びのニュアンスが強いと言えます。
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