
端的に言えば猜疑心の意味は「疑うこと」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
今回は広告会社で経験を積み、文章の基本と言葉の使い方を知るライターのHataを呼んです。一緒に「猜疑心」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/Hata
以前は広告会社に勤務しており、多くの企業の広告作成経験を持つ。相手に合わせた伝え方や言葉の使い方も学び、文章の作成や校正が得意。現在はその経験をいかし、ライターとして活動中。
「猜疑心」の意味は?
「猜疑心」には、次のような意味があります。
人を猜疑する心。人を疑う気持。
出典:精選版 日本国語大辞典 第二版(小学館)「猜疑心」
人の言動をすなおに受け取らないで、何かたくらんでいるのではないかと疑うこと。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「猜疑」
「猜疑(さいぎ)」とは、人を疑い不信感を持つこと。「猜疑心(さいぎしん)」とはそのような“人の言動を疑う心”のことです。
「猜」とは、“疑ったり妬んだりする気持ち”という意味があります。その文字に「疑」の“うたがう”の漢字が組み合わさってできたのが「猜疑心」。褒めたつもりで言った言葉に、なにか裏があるのではと素直に受け取らないなど、相手の言動で自分に不利益が生じているのではないかと考えてしまう気持ちを指します。
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