国語言葉の意味

「よしなに」の意味や使い方は?例文や類語を文学院生がわかりやすく解説!

この記事では「よしなに」について解説する。

端的に言えばよしなにの意味は「よろしく」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

日本文学を専攻し研究している翠を呼んです。一緒に「よしなに」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/翠

中古の日本文学を研究している。様々な時代やジャンルの作品を読み、ことばに触れている。中学校と高校の国語科の教員免許も取得しており、ことばについて分かりやすく説明する。

「よしなに」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 37153585

それでは早速「よしなに」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「よしなに」の意味は?

「よしなに」には、次のような意味があります。

よいように。不都合が生じないように。よろしく。適当に。

出典:日本国語大辞典 第二版(小学館)「よしな‐に」

「よしなに」は「不都合がないように。よろしく。」という意味です。この言葉は、受け取り手に奥ゆかしく柔らかな印象を与えます。漢字で「良しなに」「宜しなに」と書くこともあるそうですが、ひらがなで書くことが一般的でしょう。

「よしなに」の語源は?

次に「よしなに」の語源を確認しておきましょう。「よしなに」という言葉の語源は様々な説があります。『古事記』を語源とする説もありますが、明確な由来は定かではありません。ただ、「よしなに」はひろく大和言葉の一つと理解され、使う人を奥ゆかしく見せます。その他の大和言葉で代表的なものは「もちづき」「きよらか」です。

「よしなに」は分解すると「良し+な+に」とすることができ、「な」は「~のように」、「に」は断定の助動詞とする論もあります。

また、「よしなに」は方言の一つと思われがちですが、先ほども述べた通り、「よしなに」は古語をもとにした大和言葉であるため、方言ではありません。

\次のページで「「よしなに」の使い方・例文」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: