
端的に言えば秀逸の意味は「他よりも飛び抜けて優れている」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
哲学書好きライターのTakk1976を呼んです。一緒に「秀逸」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/Takk1976
学生時代から読書の虫。特に東洋、西洋の哲学書に親しみ、日々新しい言葉に出会うことが喜び。田舎に住み、米作りに励みながら晴耕雨読の日々を暮らす異色のライターが「秀逸」について解説していく。
「秀逸」の意味は?
「秀逸」という言葉には次のような意味があります。
他のものより抜きん出て優れていること。また、そのさま。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
「秀逸」は素晴らしい仕事や作品に対して称賛する時に使われる言葉です。「他のものより抜きん出る」とは、比較するものがないほど良いという意味ですので、最高級の褒め言葉と言っていいでしょう。「秀逸」という言葉の意味には例外やバリエーションはあまりなく、ほぼ間違いなく「他より抜きん出て良い」という意味に使われると思ってください。
「秀逸」の語源は?
さて、ここで「秀逸」の語源について説明していきます。それぞれの漢字の意味から語源を探っていきましょう。
まず「秀」の字ですが、この字は「秀でる(ひいでる)」とも読み、「何かに秀でている」という言い方でよく使われる言葉です。「秀でる」は何かに優れている時に使いますが、そこにはもともと「他より優れている」という意味がすでに含まれています。
次に「逸」の字ですが、これは「逸れる(それる)」という言う時に使われる漢字です。「逸れる」は「一般の基準、本来のあり方とは違う」と言う意味合いがありますので、そこから発展して「抜きん出て」という意味にもなります。
二つの漢字の意味をそれぞれ見ても分かるように「秀逸」は「他のものとは比較できないほど秀でている」という意味になるのです。
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