
「刷新」の使い方・例文
「刷新」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.大臣の不祥事が相次いだため、首相は内閣の人事を刷新した。
2.不具合が多く発生したため、アプリのシステムを刷新した。
3.昨日部長からアドバイスを受け、明日のプレゼンの資料を刷新している。
例文1は、「内閣の人事の悪いところを改め、新しい内閣を作った」という意味になります。つまり、不祥事を起こした大臣を辞めさせ、新しい大臣を起用した新内閣を作ったということですね。ここで大事なのは「刷新」の場合、「悪くない部分は一部変わらない場合がある」という点です。つまり、内閣の中で留任している大臣もいる可能性があります。
例文2は、「アプリのシステムの不具合を改め、新しいシステムを作った」という意味です。不具合を起こした部分を修正し、新しいシステムを作った…ということを表します。
例文3は、「プレゼン資料の良くない部分を改め、新しい資料を作っている」という意味です。資料の良くない部分を修正し、新しい資料を作っている…ということを表します。
「刷新」の類義語は?違いは?

image by iStockphoto
「刷新」の類義語には、「一新」「革新」「改善」があります。意味やニュアンスが少しずつ違うので、意味や使い方を一緒に確認していきましょう。
その1「一新」
「一新」は「いっしん」と読みます。「古いことをすべて改めて、全く新しくすること」という意味です。
「刷新」との違いは、「刷新」は「悪い部分を良いものに入れ替えて新しくする」というニュアンスですが、「一新」の場合、「良い悪いに関わらず古いものを全て新しくする」というニュアンスになります。
たとえば、「会社の役員人事が一新された」場合、問題を起こしたか起こしてないかなどに関係なく、会社の役員が全員新しい顔ぶれになりますね。
\次のページで「その2「革新」」を解説!/