「啓発」:ネットワークセキュリティーに関する啓発セミナーを開催する。(ネットワークセキュリティーについて一般的に知られていない知識や気づきを与えて、見識を深めてもらうためのセミナーを開催するという意味になります。)
「啓蒙」:ネットワークセキュリティーについての意識を高めるため、啓蒙活動を行う。(ネットワークセキュリティーについての知識を持たない人たちに対し、基本から説明し理解を得てもらうための活動を行うという意味になります。)
その2「教育」
「教育」には「教えて知能をつけること」という意味があります。同じように知識を与えることという意味を持ちますが、「望ましい姿に変化させるために働きかけること」を表し、「啓発」のように学ぶ者の意欲は含んでいません。
その3「指導」
「指導」には「ある目的に向かって教え導くこと」という意味があります。みんなが共通して認識しなければならないことを身につけさせる「教育」に対して、相手に合わせて導いていくのが「指導」です。あるべき方向へ導くことを意味するものであって、知識や気づきを与えて本人の力で理解を深めていくことという意味にはなりません。
「啓発」の対義語は?
それでは、「啓発」の対義語にはどんな言葉があるか見ていきましょう。
その1「暗愚」
「暗愚」は「あんぐ」と読み、「道理に暗くおろかなこと」という意味があります。また「愚か者」という意味もあり、まさに「啓発」とは反対の言葉ですね。
その2「愚蒙」
「愚蒙」は「ぐもう」と読み、「おろかで道理がわからないこと」という意味があります。
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