今度の試合では、練習の成果を余すところなく発揮します。
その3「すっかり」
「すっかり」も悉くの類義語として、「残らずすべて」という意味を持ちます。また、「驚くほど変わって」というニュアンスもある言葉です。
1.銀行に預けていた貯金がすっかりなくなってしまった。(すべて)
2.彼は都会に行って、すっかり人が変わってしまった。(驚くほど変わって)
その4「あらゆる」
「あらゆる」は「ある限りの」という意味です。ただし、悉くのように「残らず」というニュアンスはないため、使う時は注意しましょう。他の選択肢が残っている可能性もある、という時に使われます。例文で詳しく見てみましょう。
1.先日の会議では、上司にあらゆる質問をした。
2.間違った判断をしないよう、あらゆる角度から検討する。
「悉く」の対義語は?
結論から言うと、悉くには決まった対義語はありません。
しいて言うなら「すべて」という意味の反対となる「一部分」を表す言葉として「片鱗」、「断片的」などで表現することができます。
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