
端的に言えばギミックの意味は「仕掛け」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
情報誌系のライターを10年経験した柊 雅子を呼んです。一緒に「ギミック」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/柊 雅子
イベントの司会や雑誌の記事作成を仕事としてきたライター、柊 雅子。親戚の子供へのプレゼント選びで最近のおもちゃのギミックに驚いたという。そんな柊 雅子が「ギミック」について解説する。
「ギミック」の意味は?
「ギミック」には、次のような意味があります。
1.手品・おもちゃなどの仕掛け。
2.放送などで、映像や音による特殊効果。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「ギミック」
スマホやカードでゲームをする人は「ギミック」という言葉を聞いたことがあるでしょう。「ギミック」とは「仕掛け」という意味。ゲームでの「ギミック」はプレイヤーを楽しませるための仕掛けのことです。しかし「ギミック」はゲームの世界だけではなく、色々な分野で用いられています。どんな分野で「ギミック」が用いられているのかみていきましょう。
「仕掛け」がないと始まらないのが手品。「突然人が消える(現れる)」「予言したカードを引き当てる」…手品には「あっ!」と驚くギミックが詰まっています。おもちゃにもギミックが必要。「ボタンを押すとキャラクターがしゃべる」「車が変形、合体してロボットになる」…驚いて喜ぶ仕掛けがないと子供はそのおもちゃで遊んではくれません。
映像の世界で「ギミック」と呼ばれるのが特殊撮影(特撮)です。宇宙空間、仮想世界…現実には撮影できないシーンを映像化するのが特撮。特撮は「SFX」ともいわれますね。特撮技術の進歩、発展によって私たちはどんな世界でも観ることができるようになりました。
「ギミック」の語源は?
次に「ギミック」の語源を確認しておきましょう。
「ギミック」は英語の「gimmick」をカタカナ表記したもの。英語の「gimmick」の語源は不明です。
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