「アタッチメント」の使い方・例文
「アタッチメント」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.子供のヘアカットのため家庭用散髪器具を買ったのだが、切る長さを変えるアタッチメントを使いこなさないと、なかなかお店のような仕上がりにするのは難しい。
2.「Please find the attachment.」と外国からのメールにあったけど、ファイルを添付するから見てくださいねってことで合ってる?
3.乳幼児のときに養育者とのあいだで育むアタッチメントが、その後の人格形成に大きく影響を与える。
1の例文の「アタッチメント」は「付属品」の意味です。アタッチメントを取り換えることで、髪を切る長さが変わるのですね。「アタッチメント」と名がつく付属品はたくさんあり、中には他社製品と互換性を持たせるための「部品」のようなものもあります。
2の例文は「添付ファイル」の意味で「attachment(アタッチメント)」を使った文章です。英文メールのやりとりでは「attachment」や「attached file」などと使われます。「添付ファイル」の言葉が広まっているため「アタッチメント」とは言わない場合も多いかもしれませんね。
3の例文の「アタッチメント」は「愛着」の意味です。専門家によると、教育学や臨床心理学・脳科学などにおける考えを子育てに役立てるには、最終的にアタッチメントが形成されているかどうかに行きつくそう。アタッチメントは子どもの能力や資質にも影響を与えるのです。
「アタッチメント」の類義語は?違いは?
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「アタッチメント」の類義語はずばり、言い換えて使える「付属品」です。
「付属品」は類義語というより意味そのものであるため、ここでは、似ているけど違う意味を持つものとして「サブユニット」の言葉を紹介します。
「サブユニット」
「サブユニット」とは、部品同士を組み立てた、まとまっているいち部分のことです。
たとえば「部品単位でなくサブユニット単位での納品をお願いしたい」などと使います。ひとつの部品と、ひとつのサブユニットの違いが分かるでしょうか。
アタッチメントとは通常、消費者が購入して使える状態のものをさします。そのまま「アタッチメント」になるサブユニットもあれば、消費者にとって「部品でしかなく、扱えない」サブユニットもあるでしょう。その違いが「サブユニット」と「アタッチメント」を分ける点です。
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