国語言葉の意味

批判的ニュアンスもある!「アカデミック」の意味・語源・類義語などを日本放送作家協会会員がわかりやすく解説

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「アカデミック」について解説する。

端的に言えば、アカデミックの意味は「学究的」だ。誰でも聞いたことがある言葉だろうが、改めて意味を問われたら答えられるか?意味やニュアンスを覚えておくと、より幅広いシーンで使いこなせるようになるぞ。

日本放送作家協会会員でWebライターのユーリを呼んだ。一緒に「アカデミック」の意味や例文、類義語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ユーリ

日本放送作家協会会員。シナリオ、エッセイをたしなむWebライター。時代によって変化する言葉の面白さ、奥深さをやさしく解説する。

「アカデミック」の意味・語源・使い方

image by iStockphoto

「アカデミック」は、イメージは何となく思い浮かぶかもしれませんが、きちんと説明するのは意外と難しい言葉ですね。

「アカデミック」の意味は?

まずは、辞書で「アカデミック」の意味を調べてみましょう。

① 学究的。学問至上主義的。学問や芸術の世界で、正統的で堅実なさま。
② 絵画、彫刻などの美術において、伝統的な形式にのっとっているさま。格式ばったさま。また、物事のしかたが古風で実際的でないさま。

出典:精選版 日本国語大辞典「アカデミック」

もとの意味は「学究的」、「伝統的な形式にのっとり、正統的に学問や芸術を追求していく」という良い意味でした。しかし、「権威を笠に着て伝統や形式だけを守っており、古臭くて実際的でない」という悪い意味にも使われています。

「アカデミック」の語源は?

「アカデミック」の語源は、紀元前386年にギリシャの哲学者プラトンが創設し、529年に東ローマ帝国のユスティニアヌス帝によって閉鎖されるまで続いた学園「Akademeia」(アカデメイア)です。アテネ北西郊外のアカデモスの神域にあったので「アカデメイア」という名になりました。

「アカデミック」の例文

次に、「アカデミック」の例文で使い方を見てみましょう。

1.彼女は、両親や祖父が大学教授で親戚にも研究者が多くおり、文字通りアカデミックな環境の中で成長した。
2.息子が所属している野球アカデミーで交流試合が行われた。息子は先発投手としてマウンドに立ったが、相手チームの選手に四死球を投げて早々に降板した。アカデミックな教え方や練習方法が、息子には合わないらしい。
3.洋画家の彼は、フランスに留学した経験もあり一時はかなり人気があったが、アカデミックな作風から脱却できず、評論家に時代遅れと酷評されてからは、あまり売れていないようだ。

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