化学原子・元素有機化合物物質の状態・構成・変化理科

5分で分かる「結合距離」原子間の距離に影響するものは何?京大卒の研究員がわかりやすく解説!

よぉ、桜木健二だ。今日は「結合距離」について学んでいこう。世の中には数え切れないほどの分子が存在しており、我々の生活を支えている。このような分子を深く理解するためには、まず分子の形を正しく理解しなければならない。「結合距離」とは分子の形を決める重要な要素の一つだ。
結合の種類と原子の種類さえ分かれば、どんな化合物でもおおよその結合距離を簡単に求めることができる。キーワードは「結合半径」だ。化学に詳しいライター珈琲マニアと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/珈琲マニア

京都大学で化学を学び、現在はメーカーの研究職として勤務。学生時代の専門は物理化学、量子化学であり、分子に関する知識が豊富なライター。

1.共有結合の結合

image by iStockphoto

今回は「結合距離」について学んでいきましょう。結合距離とは炭素や酸素、水素などが形成する共有結合の長さ、つまり原子と原子の距離のことです。結合距離は分子の形状に関わる重要な値であり、原子や結合の種類によって長さが変わります。

まずは単結合、二重結合などの結合の種類によって結合距離がどのように変化するか学び、その後に結合の種類と強さについて学んでいきましょう。ここでは例として炭素の結合に注目して学んでいきます。

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