この記事では「キャプション」について解説する。

端的に言えばキャプションの意味は「記事の見出し」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

塾講師歴5年のれお先生を呼んです。一緒に「キャプション」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/れお先生

教壇に立って、授業をすること5年。今も現役塾講師として、中学生・小学生を指導している。塾での経験を活かし、子供でも分かりやすい記事の作成を心がける。

「キャプション」の意味や使い方まとめ

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インスタグラムなど、自分が取った写真をアップするSNSは多くあります。そこでよく使われる言葉が「キャプション」です。それでは早速「キャプション」の意味や使い方を見ていきましょう。

「キャプション」の意味は?

「キャプション」には、次のような意味があります。

キャプション【caption】
1 印刷物で、写真や挿絵に添えた説明文。ネーム。

2 本の章・節、記事などに付けた見出し。

3 映画の字幕。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「キャプション」

「キャプション」の意味1は、写真や挿絵の説明文という意味です。また、印刷物ではありませんがSNSで写真や絵をアップロードするときにも、内容が分かるように書く説明文のことを「キャプション」といいます。ここで「キャプション」を目にすることが今日本では、1番多いのではないでしょうか。また、写真や挿絵に添えた説明文を「キャプション」ではなく「ネーム」ということもあります。

「キャプション」の意味2は、見出しです。本や記事に何が書いているのかを伝える役割があり、字数は決まっていませんが、短く分かりやすくキャッチーな言葉で書かれます。最近では、インターネットのサイトの記事でも情報発信があるので、見出しはとても重要です。サイトで紹介している商品の魅力を上手く伝えられる「キャプション」だと、売上も上がる傾向にあります。

「キャプション」の意味3は、映画の字幕です。ハリウッド映画など、字幕がつけられている映画は多くあります。「キャプション」の意味は以上です。「キャプション」には、主となるものがありそれを説明するという要素が意味から考えられます。

「キャプション」の使い方・例文

「キャプション」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「キャプション」の類義語は?違いは?」を解説!/

1.明日の会議の資料には、画像も多く使っているので、分かりやすいようにキャプションをいれる。
2.本を買うときは、必ずキャプションを見てから買うようにしている。
3.海外のYouTubeの動画を、キャプションがなくても見れるようになりたい。

日本語で「キャプション」を使うときは、例文のように名詞で使うので覚えておきましょう。また他にも、「キャプション」は絵画や写真のギャラリーで使う言葉でもあります。ギャラリーで、大きな額縁に入っている作品の右上や右下に、チョコンと四角い紙が貼ってあるのを知っていますか。その紙が「キャプション」であり、タイトルや説明文が書いてあります。この「キャプション」は、分かりやすく誰しもが見て楽しめるような工夫の1つです。「キャプション」は、タイトルだけで説明文がないものもあります。

「キャプション」の類義語は?違いは?

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「キャプション」の類義語は、「ネーム」「テロップ」です。それぞれを紹介していきます。

その1「ネーム」

「ネーム」には、次のような意味があります。

ネーム【name】
1 名。名前。「クリスチャン―」

2 出版物の写真や図版につける簡単な説明文。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「ネーム」

「キャプション」の意味でも紹介されているように、「キャプション」の意味1と「ネーム」の意味2が同じ意味で使われます。どちらも図や写真の簡単な説明という意味です。

その2「テロップ」

「テロップ」には、次のような意味があります。

テロップ【telop】
《television opaque projectorの略》テレビ画面に、テレビカメラを通さずに文字・図形・写真などを写し出すための送信装置。また、その文字や図形など。もと商標名。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「テロップ」

「キャプション」の意味3と「テロップ」が類義語です。どちらも画面上に文字が出るのですが、「キャプション」は字幕なので、話している言語と異なる言語で書かれます。例えば、ハリウッド映画を日本で上映する場合、「キャプション」の言語は日本語です。また、「テロップ」は話している言語と同じ言語で書かれ、ときには補足説明をすることもあります。

「キャプション」の対義語は?

「キャプション」は「説明」という意味で使うので、「説明」の対義語が存在しないことから、「キャプション」の対義語も存在しません。

\次のページで「「キャプション」の英訳は?」を解説!/

「キャプション」の英訳は?

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日本語の「キャプション」の語源は、英語の「caption」です。

「caption」

英語の「caption」には、次のような意味があります。

caption

名詞 可算名詞

1(記事・論説などの)表題、タイトル

2(新聞・雑誌などの)写真〔さし絵〕の説明文

3(映画・テレビの)字幕

4【法律、法学】(文書の)頭書(とうしょ)

動詞 他動詞

<記事・さし絵などに>タイトル〔説明文〕をつける;<映画に>字幕をつける

出典:新英和中辞典(研究社)「caption」

英語の「caption」名詞で使う意味2と意味3は、日本語の「キャプション」と同じ意味です。しかし、名詞で使う意味1、意味4、他動詞は日本語にはない意味で使われます。

「caption」の語源は、ラテン語で捕らえるという意味の「capere(カペレ)」です。捕らえるというと「get」や「catch」という英語がありますが、これらの言葉は獲物を捕らえることや何か物体を捕らえるという意味で使われます。「caption」の意味は、情報を捕らえるということが派生して、その情報をより分かりやすくする説明文や見出しという意味になりました。

「キャプション」を使いこなそう

この記事では「キャプション」の意味・使い方・類語などを説明しました。「キャプション」とは、主に写真や図の説明文として日本では使われています。日本でもよく目にするカタカナ語で、その要因としてはインスタグラムがあげられ、日本での使用者は非常に多いです。また「キャプション」の類義語には、「テーマ」と「テロップ」があり、特に「テロップ」は使いタイミングが異なります。英語の「caption」は日本語にはない意味の「表題・タイトル」や他動詞としても使うこともあるので注意しましょう。

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国語言葉の意味

「キャプション」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師がわかりやすく解説!

この記事では「キャプション」について解説する。

端的に言えばキャプションの意味は「記事の見出し」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

塾講師歴5年のれお先生を呼んです。一緒に「キャプション」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/れお先生

教壇に立って、授業をすること5年。今も現役塾講師として、中学生・小学生を指導している。塾での経験を活かし、子供でも分かりやすい記事の作成を心がける。

「キャプション」の意味や使い方まとめ

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インスタグラムなど、自分が取った写真をアップするSNSは多くあります。そこでよく使われる言葉が「キャプション」です。それでは早速「キャプション」の意味や使い方を見ていきましょう。

「キャプション」の意味は?

「キャプション」には、次のような意味があります。

キャプション【caption】
1 印刷物で、写真や挿絵に添えた説明文。ネーム。

2 本の章・節、記事などに付けた見出し。

3 映画の字幕。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「キャプション」

「キャプション」の意味1は、写真や挿絵の説明文という意味です。また、印刷物ではありませんがSNSで写真や絵をアップロードするときにも、内容が分かるように書く説明文のことを「キャプション」といいます。ここで「キャプション」を目にすることが今日本では、1番多いのではないでしょうか。また、写真や挿絵に添えた説明文を「キャプション」ではなく「ネーム」ということもあります。

「キャプション」の意味2は、見出しです。本や記事に何が書いているのかを伝える役割があり、字数は決まっていませんが、短く分かりやすくキャッチーな言葉で書かれます。最近では、インターネットのサイトの記事でも情報発信があるので、見出しはとても重要です。サイトで紹介している商品の魅力を上手く伝えられる「キャプション」だと、売上も上がる傾向にあります。

「キャプション」の意味3は、映画の字幕です。ハリウッド映画など、字幕がつけられている映画は多くあります。「キャプション」の意味は以上です。「キャプション」には、主となるものがありそれを説明するという要素が意味から考えられます。

「キャプション」の使い方・例文

「キャプション」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

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