国語言葉の意味

「胡乱」の意味や使い方は?例文や類語を日本文学部卒Webライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「胡乱」について解説する。

端的に言えば胡乱の意味は「疑わしく怪しいこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は日本文学部卒の現役WEBライター、ヒマワリを呼んだ。一緒に「胡乱」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヒマワリ

今回の記事を担当するのは、日本文学科卒で現役ライターのヒマワリ。専攻は近代文学だが、古典からマンガまで幅広く読んでいる。受験生家庭教師の経験を生かして、「胡乱」についてわかりやすく丁寧に説明していく。

「胡乱」の意味や語源・使い方まとめ

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胡乱」は「うろん」と読みます。口語表現ではあまり使われない言葉ですが、小説などでは良く見かける言葉ではないでしょうか。それでは早速、「胡乱」を深く理解するために、正確な意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「胡乱」の意味は?

まず初めに「胡乱」の正確な意味を辞書からの引用で確かめてみましょう。「胡乱」には、次のような意味があります。

1.正体の怪しく疑わしいこと。また、そのさま。
2.確かでないこと。真実かどうか疑わしいこと。また、そのさま。
3.乱雑であること。また、そのさま。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「胡乱」

上記のように「胡乱」には三つの意味があります。

一つめは、正体が怪しく疑わしい、と言う意味です。これは、不審な人や不審な物に対して良く使われますね。現在では一般的にこちらの意味で使われることが一番多いのではないでしょうか。

二つめは、曖昧(あいまい)で不確か、疑わしいと言う意味です。一つめと意味が似ていますが、こちらは、「胡乱な話」「胡乱な情報」と言うように、人や者でないものに用いられます。

三つめの意味は、乱雑で整っていないと言う意味です。今ではあまり用いられませんが、古典文学や中国語ではこの意味で用いられていることがありますので、覚えておきましょう。

「胡乱」の語源は?

次に「胡乱」の語源を確認しておきましょう。「胡乱」の読み方は少し変わっていますね。これは「唐音」と言って、中国から伝わった読み方です。「胡乱」は『正法眼蔵 』と言う書物に載っていることから、室町時代に禅宗によって中国から伝わったと考えられています。また、語源については二つ説がありますので紹介しましょう。

一つめは、中国の故事に由来していると言う説です。昔、中国ではモンゴル平原を治めていた騎馬民族(匈奴)のことを「胡」と言いました。そしてこの「胡」が、中国へ攻め入った際、中国側は慌てふためいて逃げ回った、と言う故事が残されています。これが語源となって、「胡乱」が、乱雑な、と言う意味になったのです。

二つめの説は、漢字の意味に由来があると言う説ですね。「胡」がもともと、疑わしい、不審な、と言う意味があるため、乱れたと言う意味の「乱」を付して「胡乱」と言う言葉ができたと考えられているのです。どちらが正しい語源なのかはまだ明らかではありません。

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