
「指摘」の使い方・例文
「指摘」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.ご指摘いただいた内容に修正いたしました。
2.社長にいただいたご指摘のおかげで、プレゼンは大成功を収めた。
3.周囲から意見の間違いを指摘され、彼は不機嫌になった。
指摘には、「間違いを指し示す」など、一見ネガティブな印象を持つかもしれませんが、実はビジネスシーンでは「指摘」に対して「感謝」したり、「賛同」する場合が多いのです。例えば、先方に提出する見積書にミスがあり、上司に指摘を受けたら、「ご指摘いただきましてありがとうございました」と感謝の意味となりますし、「ご指摘いただいた通りでございます」と利用すると「指摘」に対して賛同を示す意味となります。
また、「指摘」をもらいたい場合には「ご指摘いただけますと幸いです」などの言い回しが使えるので、覚えておきましょう。相手に書類の内容などを確認してもらう際に利用できますね。また、似ている言葉に「ご査収くださいませ」という言い回しも存在します。
3つ目は、指摘を苦言として受け取ってしまった例ですね。苦言も「言われた側では痛いところをつかれて快くないが、ためになる忠告。」という意味であり、遠からずニュアンスは「指摘」と似ています。
その1「意見」
意見には「(名)ある問題についての考え。」や「(名・ス他)自分の考えを述べて人をいましめること。」などがあります。これは、「自分の考えを述べている」点において、「間違いを正す」という意味を持つ「指摘」とは少しニュアンスが違うように思いますね。しかし、「ご意見をいただく」などという使い方をする際には、「ポイントをつく」「 本質を(核心を)突く 」などとしての意味も持つため、「指摘」の類義語として数えられます。
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