
「敵愾心」の使い方・例文
「敵愾心」の使い方について例文を挙げて解説していきますね。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.彼は敵愾心を持っている相手に声を荒らげながら向かっていった。
2.彼女のあまりに失礼な態度が彼の敵愾心を煽り、彼は彼女に罵声を浴びせた。
3.老人はいつかその恨みを晴らすために心の奥底で敵愾心を燃やしている。
例文1は積年の恨みを晴らそうと敵対している相手にまさに立ち向かおうとしている場面を想定しています。ようやく雪辱を果たすときが訪れ、憤っていた気持ちを晴らす好機がやってきた彼は闘志満々。しかし敵愾心を持たれている相手にとっては青天の霹靂だったかもしれませんね。
例文2は彼の堪忍袋の緒が切れた状態です。彼女の態度を見れば、彼をどう思っているかは推して知るべしだといえるほど露骨な態度で接する彼女にも、敵愾心を抱かれる要因があると言えるでしょう。
例文3は敵愾心を抱いている相手に報復することを肝に銘じている状態ですね。時として人から思わぬ怒りを買ったりする場合もあるので、その人の逆鱗に触れないよう慎重に対応していくことが大人の処世術です。

試合に限らず、何事も負けるのは悔しいよな。しかしその負けた悔しさが復讐心をより強めることもある。以前負かされてしまった相手に果敢に向かっていくいわばリベンジマッチにおいても「敵愾心」を持って挑む方が勝率は高いと言えるだろう。逆に返り討ちにあってしまった場合はリベンジ失敗となるが、「敵愾心」がより煽られるといったケースもあるよな。
その1「反感」
「反感」は反抗する感情を表します。嫌悪感を抱いた相手に歯向かう時などに「反感を抱く」などと使われますよ。「怒り心頭に発する」という言葉がありますが、このように心の真ん中で発生した本気の怒りが大噴火している状態とまではいきません。怒りが沸々と湧き上がっている様子です。