
端的に言えばオーガナイザーの意味は「まとめ役」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
塾講師歴5年のれお先生を呼んです。一緒に「オーガナイザー」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/れお先生
教壇に立って、授業をすること5年。今も現役塾講師として、中学生・小学生を指導している。塾での経験を活かし、子供でも分かりやすい記事の作成を心がける。
「オーガナイザー」の意味や語源・使い方まとめ

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「オーガナイザー」という言葉を正しく使えてますか?今「オーガナイザー」という言葉を検索するとビジネスやイベント、医療、ファッションと多くの場所で使われていることが分かります。正しい意味を学び、正しく使いましょう。それでは早速「オーガナイザー」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「オーガナイザー」の意味は?
「オーガナイザー」には、次のような意味があります。
オーガナイザー[カタカナ語]
[organizer]
(1)組織者.設立者
(2)【生物】形成体.胚のある部分の分化が他の部分からの影響で決まる原因となるもの
(3)[O-] 【IT関連用語】【コンピューター】個人情報管理ソフトの一つ.アメリカのロータスデベロップメントが開発.
出典:デジタル大辞泉(小学館)「オーガナイザー」
日本語で「オーガナイザー」と使う場合、意味(1)のように組織者や設立者として使うことが多いです。もっとかみ砕いてまとめ役という意味でも使います。近年ビジネスシーンやイベント業界で使われる回数が増加している言葉です。
「オーガナイザー」の意味(2)は生物学の用語として使われます。「形成体」とは、脊椎動物の胚発生の初期において中心的な役割を担う領域を指し、ドイツのハンス・シュペーマンのイモリ胚の移植実験が有名です。
「オーガナイザー」の意味(3)はアメリカのロータスデベロップメント(現ロータス)は開発した、個人情報管理ソフトを指します。正式名称は、Personal Information Managerといい、主にパソコンやスマートフォン上でのスケジュール管理やアドレス帳、などの生活に溶け込んでいるアプリケーションが多いです。
「オーガナイザー」の語源は?
次に「オーガナイザー」の語源を確認しておきましょう。日本語の「オーガナイザー」は、英語の「organaizer」を語源としています。元々は動詞の「organize」という「組織する、編成する、整理する」の意味に、接尾辞の「er」がつくことにより、「organizeする人(もの)」という意味になりました。
「オーガナイザー」の使い方・例文
「オーガナイザー」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.イベントのオーガナイザーに任命されたので、当日のゲストを探す。
2.オーガナイザーを移植する研究がある。
3.パソコンには、初めから提供されているオーガナイザーがいくつかある。
例1が、日本で最も多く使われる用法です。「オーガナイザー」に任命されると、組織者としてまとめ役を行います。しかし、ビジネスシーンで「オーガナイザー」を使用する場合、設立者とういう意味もあるので注意が必要です。
辞書には載っていない「オーガナイザー」の使い方
「オーガナイザー」には、辞書には載っていない使い方が他にもあります。
1.デスク回りで使う「オーガナイザー」
「オーガナイザー」の辞書には載っていない意味は、収納するものです。組織者のように人に対して使うだけでなく、物を整理する道具に対しても使います。また、「オーガナイザーボックス」という商品が販売されており、これは小物を整理(保存)する便利な入れ物です。
2.ファッションで使う「オーガナイザー」
ファッション業界でも、ものに対して「オーガナイザー」を使います。それは、「バックオーガナイザー」と呼ばれるバックで、整理しやすいような工夫が施されている小型のバックです。ちょっとしたお出かけに使うことや、普段の通勤や通学用の大きめのカバンに、バックインバックとして使うことがあります。
3.新しい職業「ライフオーガナイザー」
「ライフオーガナイザー」という仕事があります。「ライフオーガナイザー」とは、コンサルティング型の片付け支援サービスのことです。家事代行サービスとの大きな違いは、依頼者の本格的な思考の整理から行い、いずれは依頼者が自分で片付けていけるようにマネージメントをしていきます。アメリカでは、「プロフェッショナル・オーガナイザー」と呼ばれており、一般的に認知されている職業です。
「プロモーター」
「プロモーター」の意味は次のようになります。
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