
この言葉の代表的な英訳は「ham actor」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
個別指導塾の元講師で、受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「大根役者」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ
個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。
「大根役者」の意味と使い方は?
「大根」とは、煮物やサラダなど、幅広い用途に使うことができる根菜です。その「大根」に「役者」という特に関係のなさそうな言葉を合わせると、どのような意味になるのでしょうか。
それでは、「大根役者」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「大根役者」の意味
「大根役者」には、次のような意味があります。
演技力のない役者、芸のまずい役者をあざけっていう語。大根。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「大根役者」
「大根役者」の使い方・例文
「大根役者」とは、演技が上手ではない役者のことで、その由来に関しては諸説あります。例えば、大根が白いため「しらけさせる」、または「しろうと」という言葉にかけたというもの。または大根は消化が良くめったに「食あたり」を起こさないことから、「ヒットしない」「人気が出ない」という意味の「あたらない」にかけたというものなどがあります。
次に「大根役者」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.あの俳優は背が高くて見栄えはするけど、大根役者だね。
2.彼は若いころは大根役者だったのに、今では日本を代表する俳優の一人だ。
3.彼女のような大根役者でも映画に出られるなんて信じられない。
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