国語言葉の意味

「稀有」の意味や使い方は?例文や類語を日本語教師の大学院生が解説!

1.山田さんは学生時代に野球とサッカーで日本代表に選ばれたという稀有な経験を持つ。
2.私はタイを旅行したとき、軍に体験入隊するという稀有な経験をした。
3.今日は空は晴れているのに大雨が降っているという、稀有な天気だ。
4.彼女には他人が心の中で考えていることが分かるという稀有な能力がある。

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「稀有」は形容動詞で、通常「稀有な」という形で使用されます。

例文1と例文2は、「とても珍しいこと」という意味です。「学生時代に野球とサッカーで日本代表に選ばれたこと」も「タイを旅行中に軍に体験入隊したこと」も、どちらも「とても珍しいこと」ですよね。

例文3と例文4では、「不思議なこと」という意味で「稀有」が使用されています。「晴れているのに大雨が降っていること」も「他人が心の中で考えていることが分かること」もどちらも「不思議なこと」ですよね。ただ、今回の例文にも当てはまりますが、「不思議なこと」という意味の場合も、「とても珍しいこと」というニュアンスが同時に含まれています。

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「稀有」は「とても珍しいこと」「不思議なこと」という意味を持った言葉だ。俺も弁護士でありながら悪ガキを東大へ導くという「稀有な」経験をしたもんだよな…。

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「稀有」の類義語は?違いは?

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「稀有」の類義語には、「稀代(希代)」「稀少(希少)」「類まれ」があります。それぞれ意味や違いを見ていきましょう。

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その1「稀代」

稀代」は「きたい」または「きだい」と読み、「希代」とも書きます。「世にもまれなこと」「めったに見られないこと」という意味を持った言葉です。「稀代」と「稀有」の違いは2つあります。

1つは、「稀代」は「稀代名馬」「稀代出来事」のように、「稀代の」という形で使うことが多いです。もう1つは、「稀代」はマイナスのニュアンスでも使うことができます。たとえば、「稀代の殺人犯」や「稀代の悲惨な事件」といった使われ方も可能です。

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その2「稀少」

稀少」は「きしょう」と読み、「希少」とも書きます。「少なくて珍しいこと」「極めてまれなこと」という意味を持った言葉です。

「稀有」との違いは、「稀少」は「数が少ない」というニュアンスが入ってくることですね。それ以外はほぼ意味の違いはありません。

たとえば、「この宝石は世界で数がとても少ない___ものだ」といった表現の場合は、「稀有な」ではなく「稀少な」を使う方が一般的です。

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その3「類まれ」

類まれ」は「たぐいまれ」と読みます。「非常に珍しいこと」「めったにないこと」という意味の言葉です。

「稀有」との意味的な違いはほとんどありませんが、「類まれな才能」「類まれな美貌」などのように、人について褒めたり肯定的に評価したりするときは、「類まれ」を使うことが多いですね。また、「類まれ」には「不思議なこと」というニュアンスがないので、純粋に人について褒めたい時は、場合によっては「稀有」より「類まれ」の方がより適切なことがあります。

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