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【慣用句】「貪欲」の意味や使い方は?例文や類語を現役学生ライターがわかりやすく解説!

この記事では「貪欲」について解説す

端的に言えば「貪欲」の意味は「欲深い」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

現役学生ライターのタビビトを呼んです。一緒に「貪欲」の意味や例、類語などを見ていきます。

ライター/タビビト

現役の文学部学生ライター。学生生活の中で数多くの芸術関係の執筆を行い、小学生のころから多種多様な書籍を読破してきた生粋の文科系。読書量に比例する文章力で、日本語をわかりやすく解説していく。

「貪欲」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「貪欲」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「貪欲」の意味は?

「貪欲」には、次のような意味があります。

非常に欲が深いこと。むさぼって飽くことを知らないこと。また、そのさま。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「貪欲」

「貪欲」とは、ネガティブにもポジティブにも用いられる言葉です。

物質や地位・名誉などの自分が心から手に入れたいと思う物事に対して、むさぼるように手を伸ばしたことはありませんか?「貪欲」は、そのような自分の欲望に対して忠実に、時には周囲のライバルを蹴落としてまで目標を手に入れることを指す言葉。「欲望」というのは人間の本能なので、どんな種類にせよ誰しもが一度は抱くものですね。その本能に忠実というのは本来とても素晴らしいことですが、その欲が深すぎて目の前のことしか見えなくなったり、周囲を傷つけてしまうのはよくないことです。例えば「家族を養うために仕事をしていたはずなのに次第に昇進することばかりに欲望が向いてしまって、本来の目的である家族の幸せをおろそかにしてしまった。」というように、目的のための過程であったはずのものが深い欲望に飲まれて目的にすり替わってしまうという現象は失敗談としてよく耳にしますよね。「貪欲」がネガティブに用いられる場合には、このような状況であることが多いです。

逆にポジティブに用いられる場合は、「彼は技術向上に対して貪欲で、夢中で作業に取り組んでいる。」などのように自分の好きなことや生きがいになるものに対して純粋に努力する姿勢を指します。ほかのことには目もくれず、一つのことに貪欲に取り組む姿は魅力的ですよね。

「貪欲」の語源は?

次に「貪欲」の語源を確認しておきましょう。

「貪欲」は、「貪」と「欲」という二つの漢字から成り立っていますね。つまりこの二つの漢字の意味を紐解いていくと、語源も理解することができます。「貪」は「ドン・トン・タン」と読み、むさぼることや欲張ることを指す言葉です。「貪る(むさぼる)」とも用いられていますね。「欲」はそのまま欲望や何か物事を欲する気持ちを指す言葉です。つまりこの二つの漢字を組み合わせた「貪欲」は、「貪るように欲する気持ち」という意味になることがわかりますね。単なる「~がしたい」「~が欲しい」などの欲望ではなく、「どうしても手に入れたいもの」というニュアンスが近いでしょう。

また、「貪欲」という言葉自体が使われ始めたのは仏教が由来であるといわれています。日常的にはポジティブな意味で用いられる「貪欲」も、仏教の教えの中では三毒・十悪の一つで生活を苦しめる悪いものです。仏教において人間の煩悩の数は108あり、その煩悩は持っていると生活を苦しみばかりにしてしまうとされていますが、「貪欲」はこの108の煩悩の中で最も根源的な三つの毒(三毒)の中の一つ。一概に「貪欲」が悪いことだとは言えませんが、仏教的には生活にとって非常に毒となるものなのですね。

\次のページで「「貪欲」の使い方・例文」を解説!/

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