その3「本」
「本」とは「物事がそれによって成り立つところ」「この」という意味があります。「本」も「当該」も範囲を指す指示語ですが、「本日で閉店します」のように「本」はもっと近い範囲のものを指す指示語なのです。
その4「当」
「当」とは「あてはまる。あてはめる。かなう」「その」という意味の言葉です。単語や文脈によっては意味が同じになったり異なる事もあります。例えば「当の本人は言い逃れをしている」「当該人は言い逃れをしている」の場合、前者は「問題になっているその本人」となり、後者は「問題になっているその人」となるのです。
「当該」の対義語は?
「その」「この」といった指示語に対義語がないのと同じで、「当該」にも対義語はありません。
その1「名詞+in question」
「当該」の英語表現のパターンは様々ですが、1つ目は「(名詞)+in question」です。「question」は皆さんご存じの通り「問題」という意味。「in」の前には問題になってくる名詞が入り、「当該」という意味で使う事が出来ます。
He is the person in question(彼が話題になっていた当人です)
She is in charge of the matter in question. (当該の件は彼女が責任者だ。)
The cat in question was found last night. (問題のネコは昨夜見つかった。)
\次のページで「その2「said+名詞」」を解説!/