「遊山」の使い方・例文
それでゃ「遊山」の使い方を実際の例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.朝早くからおにぎりを握り、近所の山に遊山をしにやってきて、綺麗な景色の中弁当を食べた。
2.有名な観光地の最高級の宿を予約したので、周辺の自然を堪能し、時間を忘れて遊山を楽しむつもりだ。
3.有名な寺院に物見遊山に行くついでに、食べログのランキングで発見した黒毛和牛の炭火焼が人気の店舗で食事をした。
例文1は、野山に遊びに行く、と言う意味で「遊山」を用いています。
例文2と例文3は、気晴らしに観光や旅行に行く、と言う意味です。また、例文3は先述した「物見遊山」という言い方の例文ですね。「物見遊山」も、観光に関連して良く使われる言葉ですから、覚えておいてください。
「野遊び」
「野遊(のあそ)び」には、二つの意味があります。
一つめは、野に出て会食をしたり、草を摘んで遊んだりすることです。聞き慣れた言葉で言うとピクニックのことですね。ですから、「遊山」を、野山で遊ぶ意味で使った場合は「野遊び」は類義語としてふさわしいでしょう。
二つめは、貴族や武士が野に出て狩猟をすることです。こちらの意味で使う機会はほとんどないと思いますが、古典文学などで見かけることもありますから覚えておいてくださいね。
それでは、「野遊び」の使い方を例文で確かめてみましょう。
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